明日は明日の風が吹く

4月6日の記事までで、露出計の配線などを済ませたライツミノルタCLです。
今回はシャッターボタンと、ファインダーなどを組んでいきましょう。

まず、赤矢印のレリーズ用のロッドにスプリングを通してこの位置に取り付けます。
この時、みどり矢印で示した左右に出た突起のうち、向かって左側が長くなるようにします。
また、この突起が、黄矢印の部品の裏に来るように、黄矢印の部品を3月28日の記事のように爪楊枝で持ち上げておくといいと思います。

その後、青矢印のシャッターボタンを取り付けます。

[7回]

そしたら次に、

赤矢印のリンケージを、レリーズのロッドにはめ込みます。
このリンケージは、Cdsのレバーに連動するもので、先が二股になっていて、そこにロッドを挟み込むような形になります。

次に、露出計のリンケージを取り付けます。

赤矢印の部品です。緑矢印の部分で露出計に連動しています。
反対側の端部がシャッタースピードダイヤルに連動していて、そのブラケットで位置決めされます。

この写真の赤矢印の切れ込みに先程のリンケージの端部がはまります。
ですので、ここでは位置決めは特にありません。

また、ファインダーからのリンケージ用のブラケットも、ここで仮組みしておくと良いと思います。

ではファインダーを取り付けます。

ファインダーは3箇所で固定されています。


フィルム室内のこの2本と、


シャッター幕手前の赤矢印のネジ。
このネジは距離計連動用のレバーのストッパーと共締めにします。

また、青矢印のところに距離計連動用のレバーを取り付けます。
緑矢印の2箇所のくぼみがありますので、

レバーの突起とあわせるように取り付けて、ナットで締結します。

そしたらファインダーのリンケージを固定します。

赤矢印がファインダーから来ているリンケージ。
緑矢印の部分で位置決めして、黄矢印のところがこのようにちゃんと溝にはまるようにします。

上から見るとこうです。
同じく緑矢印のポイントは、赤矢印のブラケットの溝に引っ掛けるようにします。
最終的に赤矢印のブラケットは、この写真のように左いっぱいに寄せますが、リンケージがちゃんと動作して引っ掛かったりしないように確認しながら位置を合わせてください。

その次に、

こちらを取り付けます。
これは何かというと、取り付けるレンズによってファインダーから見えるフレームを変えるためのレバーです。
緑矢印の2箇所で位置決めし、黄矢印の部分が連動するようにします。
このレバーの裏にはスプリングが入っていて、レバーを上に押し上げるようにテンションをかけています。

取り付けたらレバーを下に押し下げて、ブライトフレーム前面のカバーが動いているか確認してみて下さい。

そしたらここで、私の不注意で取れてしまった部品を取り付けます。

赤矢印の2箇所の赤い半透明の樹脂の部品です。
上の方のものはシャッタースピードダイヤルのインジケーター用です。
下のものはシャッタースピードが1/2秒以下に設定されている時に出てくる警告のサインです。
どちらも作業しているうちに取れてしまっていましたので、接着剤で貼っときます。
今回はエポキシを使いました。

そしたら

シャッタースピードダイヤルと、マウントを含めたカメラ前面のプレートを取り付けます。
シャッタースピードダイヤルについては3月7日の記事を参照して下さい。
前面のプレートは緑矢印の4箇所で固定します。

ちょっといっぱい書き過ぎてしまいました。
続きはまた今度。