明日は明日の風が吹く

昨年辺りからでしょうか、高画質高級コンデジがいくつか出て来ましたよね。
それを名乗る条件としては、大きなセンサーと、優れたレンズといったところでしょうか。
しかし、センサーサイズは一眼レフと同じくAPS-Cサイズ以上という感じでわかりやすいのですが、レンズはというと、なかなか客観的に優れたレンズと判断する方法を見つけにくいんですよね。
そのためというわけでもないのでしょうが、多くの高画質高級コンデジでは、F値の明るい単焦点レンズを採用することが多いように思います。
逆に言えば、一般的に人気のあるズームレンズを搭載した高画質高級コンデジというのがなかなか見当たらないんですよ。
キヤノンのG1Xがギリギリか、リコーGXRのA16ユニットぐらいかなぁ？
単焦点レンズのほうが確かに綺麗に写りますし、チューニングもズームレンズに比べてベストなものが出来るんでしょうね。
しかし一般的にはやっぱりズームの方がいいわけで…
と思っていたところにこのカメラです。

赤バッジ。

[3回]

ライカも以前からAPS-Cサイズセンサーを搭載した高画質高級コンデジとして、X1、X2を出しておりました。
しかしこれらも例に漏れず単焦点レンズ。
やはりライカでズームレンズというのは特殊な例かとも思っていたんですが、ライカ自身はそう思っていなかったようでうすね。
Xバリオ。
ライカXシリーズのズーム搭載機という事がストレートに伝わっるネーミングです。


でも、「Vario」ってどういう意味なんでしょうね。
ドイツ語で調べてみてもこの単語が見つからないんですよね。
調べ方が悪いのかもしれないけど…
イタリア語でならあるみたいで、「様々な」という意味らしいです。
なんとなく単焦点じゃなくズームという雰囲気にも感じますね。
英語で言うと、「Variety」ということでしょうか。


しかしですね、いくらズームが便利といっても、このレンズの大きさは何でしょうね。
もはやコンデジとは言えないかも。
まぁ、ライカ自信がコンデジと思っているとも思えませんけどね。

しかし、ここまでレンズが大きくなってしまえば、このカメラに液晶ビューファインダーつけて持ち歩くのは、カッコいいかもしれませんね。
それがデフォルトの使い方になりそうな気がします。


レンズは35mm換算で28-70mm。f値は明るいとはいえず、3.5-6.4。
うーん、70mmで開放F値6.4というのは、結構使いにくい感じもするんですけどね。
このカメラでボケを効かせた写真というのは望めそうにありませんが、
それよりも解像感に重きを置かれているのでしょう。

でもやっぱり出来ればF2.8通しとかにして欲しいところですが…

果たしてこのカメラ、どんな写りを見せてくれるんでしょうね。


背面にはドイツの製品であることの主張する印字もあります。
価格は概ね35万円辺りでしょうか。

日本製品もこれに続いてズーム搭載高画質高級コンデジを出す予感？