前回スーパーセミイコンタでの撮影がおもいのほかきれいだったので、それに気をよくして他のカメラも使ってみることにしました。
今回のカメラはとっても普及したカメラです。ちょっと探せばすぐに中古が見つかるはずです。
それは何かというと、小西六の「パール」です。
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==========================[7回]
小西六というと、よく分からない人もおられるかもしれませんが、言い換えるとコニカです。
今ではコニカミノルタですが、もうちょっと昔であればサクラカラーと言った方がなじみがあるかもしれません。
この機種はパールのIII型です。
レンズを出すと
こんな感じです。
前回のツァイスイコンに比べると、ずいぶん普通のカメラに見えます。
蛇腹は焼けて変色してますので、何かで着色した方がいいでしょうね。
靴墨なんかがいいのかもしれません。
このカメラのいいところはファインダーが連動距離計になっていて、しかもよく見えること。
それと、ボディー右下の巻上げ部に
カウンターが付いていることです。
これによって巻き上げはいつも同じところで止まってくれますので、巻上げで慎重にフィルム送りをする必要がありません。
ただし、前回のツァイスイコンで装備されていた二重写し防止機構がこのカメラにはありません。
つまり、巻き上げていようと無かろうと、いつでもシャッターは切れてしまいます。
逆に言うと、前回シャッターを切った後巻き上げたのかいないのか分からないわけです。
これの対策としては、シャッター切ったら必ず巻き上げておくなどのクセをつけておくしかないです。
その一点以外はほぼ不都合のない良いカメラだと思います。
このカメラにもフィルムを入れて試写してみますので、できたらまた記事にしたいと思います。
そうそう、この個体はシャッターが粘っていたので、本体にシャッター部分を残して前後のレンズのみを外してシャッター幕をクリーニング液で拭きました。
何度か拭いたらちゃんと切れるようになったので、多分撮影もOKでしょう。
それと最後にこの個体はレンズを押し出すスプリングがまだ強いので、蓋のロック解除ボタンを押せば「ガシャビーン」と、レンズが出てきます。
画質は悪いですが、動画を撮りましたので、お楽しみ下さい。
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