明日は明日の風が吹く

ペンタックスK-rを買ったものの、セットで付いているレンズがどうもなんかイマイチな感じ。
昼間の屋外ならそんなに気にならないものの、絞り開放時などではやっぱり力不足なところが露呈してきます。
そこで、このカメラに使える単焦点レンズとかがかうちにないだろうかと探してみると、

とりあえず一本見つかりました。

[1回]

このレンズはペンタックスMGにセットになっていた廉価なレンズ。
ペンタックス-M 50mm,F2。
50mmでF2ですか？
まぁそりゃあTESSARなどに比べると明るくはあるんですが、一般的な50mmに比べるとやっぱ暗いですよね。
でもまぁとりあえず面白そうなので使ってみましょう。

が、しかし、マウントは合うものの取り付けても使えませんよ。
なんで？
もしかしてどこかに設定とか有る？

探してみると有りました。

カスタムメニューの一番最後。
「絞りリングの使用」という項目。


「禁止」と、「許可」があります。

ペンタックスのフィルム時代のレンズには、絞りリングに「A」位置があるものが有ります。
これは比較的新しいもので、絞りのオートということなんですね。
で、K-rなど最近のカメラ用のレンズでは「A」位置どころか、絞りリング自体無くなっています。
つまり、常にA位置であることが標準で、絞り値はカメラの方で変更するようになっているんですね。
ですけど、今回のMレンズのような古いレンズでは「A」位置が有りません。
そうなると絞りの制御がちゃんとできませんので、撮影できなくなるわけです。
それを防ぐための設定が、これ。
「許可」にしておけば、「A」位置の無い古いレンズでも、取りあえず使えるようになるというわけです。

では撮影してみましょうか。

カメラのスイッチを入れると、

こんな画面が表示されて、レンズの焦点距離を入力するように促されますので、今回の場合は50。

このレンスは最短撮影距離が45cmなので、あんまり寄れませんが、

焦点距離は1.5倍の75mm相当になりますので、比較的寄ったような感じで撮影できます。


マニュアルフォーカスなんですが、フォーカスエイドも効くので使いやすいですね。


ペンタックスの場合、マニュアルフォーカスのフィルムカメラ時代から今までマウントがずっと変わっていませんので、古いレンズも使えるというわけです。


ニコンも同じようにマウントが昔と同じですが、色々と仕様変更が行われて実は互換性は思ったほどでも有りません。
それに比べると、ペンタックスはかなり互換性が高いと言えます。


でもこのレンズ、やっぱり廉価なものなのか、ビシッと来る感じが有りませんね。
少し絞ると変わってくるのかと思って絞りリングを操作して撮影してみたのですが、
？？
変化ない？

よくよく観察してみますと、どうやらここまで古いレンズでは、オートでは絞りは常に開放になる仕様のようです。

うーん、そこはちょっと残念。


でもまぁ、遊ぶには十分かな？

とはいえ、やっぱり欲が出てきますね。
M42を使うといい感じになるのかもしれませんし、ペンタックスの28mmとか使うとまた面白いのかもしれないし。

うーん。星を写す前に他の方向に楽しみが広がっていくような気もしますが、
まぁ、それもいいか。