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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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昨日の続き。
また今度と言いながら、すぐに書いてます。
この記事から読み始めた方はまず前日の記事からどうぞ。
PENTAX K-r用に買ったジャンクな28mm。
こいつの最短撮影距離を短くできないかという話の続き。
フォーカスリングのストッパーを外して余計に回るようにはしましたが、絞りのリンケージが干渉しますので、そこを改造していきましょう。

ではまず測定。

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※Ver.1では今後更新されません。
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拍手[2回]

リンケージ部分の長穴になってない部分の長さを測ってみましょう。
これが約4mm程度。
この部分を削って、長穴をさらに長くしてみます。


細い丸ヤスリで、同じ幅で長くしてみましょうか。

で、ある程度削ってみました。

測ってみると、残り約2mmほど。
まあだいたいコレぐらいでいいでしょう。

では取り付けて、フォーカスリングも取り付けて、動作を確認してみましょうか。

すると、どうも、なんか、
最短撮影距離にした時の絞りの動きが若干渋い。
なんででしょうか。
削った穴がよくない?
それともリンケージ部分の角度が悪い?
と思ってちょっと曲げてみたけど変化なし。
特に長穴が小さいということもないし。

ではよくよく観察してみましょう。

するとですね、ここですね。

赤矢印の部分、レンズ側のリンケージが、最短撮影距離までせり出した鏡胴に干渉してますね。
つまりここを少し起こしてやって、干渉しないようにしてやればいいんです。
そうとは知らずに努力した跡が黄矢印。
しかしここを曲げても関係ありませんでした。
でも、少し曲げたリンケージに合わせて黄矢印の方も少し曲げ直して調整してやった方がいいですね。

と言うことでオッケーですか。

ですけど少し気になるのでマウント側も確認してみましょう。


マウント部横の矢印のプラスネジ3本を外してドーナツ状の蓋を取りましょう。


この蓋には、矢印のような部品が共締めされてますので落とさないように。


で、気になるのが矢印の部分。
ここのリンケージもレンズの繰り出しによって、接触部分が移動します。
この長さが足りないと、最短撮影距離にした時にリンケージが外れてしまいます。

が、なんと、ちょうどぴったり長さが合います。
まるで分かってて設計したような感じ。
ですのでこちらは問題無し。
このままで加工は必要ありません。

ではでは組み直して、カメラに装着してみましょうか。


はい、ご覧のとおり、
これまで最短撮影距離だった30cmは赤矢印のところまで回ってますね。
本来なら黄矢印の位置までしか回りません。

さて、これは一体どのくらいまで近づけるんでしょうか。
ちょっと測ってみましょう。


撮像素子の位置に定規を合わせて、
まずはこれまでの最短撮影距離の30cmではこうなりますね。
※画像はわかりやすくなるようにトリミングしています。

そして今回の改造後。
フォーカスリングを最短撮影距離いっぱいまで回しますと、

おお、
大体23cmぐらいですか?
これはいい。
かなり近づけるようになりました。
欲を言えば20cm未満にしたかったところですが、まぁいいでしょう。
これでおそらくより楽しい撮影ができるようになったはず。

では試写してみましょう。

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