明日は明日の風が吹く

20日の記事で、OLYMPUS E-M1のコンポジット撮影について書きましたが、それはそもそもオリオン座流星群の撮影を目論んでのことでした。
ところがですよ、オリオン座流星群の極大予想の21日の夜中、つまり22日0時頃は、天気予報のとおりに曇ってしまいまして、流星群の撮影どころか観望でさえかなわない状況になったのでありました。
そして翌日も。
しかたがないので諦めていたのですが、昨日の晩は晴れてきたみたいで、極大から2日遅くはなったものの、もしかしたらという期待も少し持って、近所の山に登ってみたのでした。

と言うより、はなから流星群写す気なしです。

[2回]

今回も高見山の山頂に行ってみたのですが、ここの山頂は西から南にかけてが開けているんですね。
ですけど放射点のオリオン座は、夜12時頃にならないと上がってきません。
当然東から。

まぁ、流星群は天球のどこに流れるかわかりませんので、放射点にこだわる必要もないのですが、なんとなく放射点付近の方が出現率が高いような気もしてしまいますし。

しかしこの場所は西側の方が開けています。
という状況を統合して、気分としては流星群を写す気無しです。

と言うことで、夜景が写ると面白いかなと思って撮影してみました。
今回の露光は、ISO800、4秒、F4。これを30分撮影してみました。

で、こちらがその撮影の様子。

iPhoneで撮ったのであまりちゃんと写ってませんが、
黄矢印のところがカメラの背面液晶。
右下に露光状況が表示されていますね。
「4秒×339」つまり一回4秒の露光を、今339回行ったということですね。
その下の「22:37.0」は、露光開始から22分37秒ということです。

これを見れば、どのくらいの時間露光したかということと、撮影した画像がどうなっているかも確認できて便利です。

と言うことで30分露光したのが最初の写真なのですが、
案の定といいますか、30分ほっといたにもかかわらず、流星は一個も写ってません。

することもなく30分待つのもやな感じなので、もうこの一コマで帰ろうかなとも思ったのですが、ちょっぴり気を取り直してもう一コマだけ撮影してみることにしました。
今度は東向き。
ではありますが、低い方は雲が出ているようなので、上向きで。

今回は流星を捉えやすくするために、絞りを開いてF2.8にしてみましょうか。
露光時間は、うーん、まぁ30分を目指しましょう。

と言うことで撮影したのがこちら。

はい、
それにしても飛行機結構飛んでるのね。
ですけど狙っていた流星はといいますと、
うーん、
無いね。

ちょっと舐めるように見てみましょうか？
するとですね、

この2箇所。
もしかするとそうか？

ちょっと拡大してみましょうか。
まずは黄矢印のところ。

なんとなく？
いや、これは多分、人工衛星ですね。
残念。

ではもう一箇所の赤矢印のところ。

ん？
なんか写ってはいますけど。
もっと拡大。

うーん、
これは流星かも。
しかし短すぎ。
小さすぎて判断がつきませんね。
これも残念か。

しかし1時間粘って2コマだけというのは、なんとももったいない気もします。
30分露光するんだから仕方ないですけどね。
30分の連続露光だから流星群撮るにはいいとは思いますが。

じゃぁ次行きますか。
次に期待できるのは、ふたご座流星群。
極大予想は12月14日の21時。
今度は捉えられるかも。
しかし月が明るいか…