明日は明日の風が吹く

7日の記事でなんとか実用に復帰したキヤノンの20-35mmですが、
広角ではあるものの、やっぱフードは欲しいわけです。
ところがですね、どうやらこのレンズ用のフードって、もう販売してない？
しかも社外品も無いみたい。
まぁ古いレンズですから仕方ないんでしょうけど…
じゃぁ、似たようなもので代用しますか。
多分同じフィルター径のキヤノン用なら合うと思うんですよ。

こんな感じで。

[3回]

このフードは、28-70mm,F2.8用のものなんですが、フィルター径がどちらも77mmということもあって、ぴったりハマります。
しかし一見カッコイイものの、

撮影するとこうなります。
面白いといえば面白いですが…

ところで、この20-35mm用のフードの品番は、EW-83 II。
最近のレンズ用で使えそうのもあるんじゃないかと思って探してみてみると、
なんとなく行けそうなのがありました。
それが、EW-83E。
なんとなくハマりそうですし、社外品の安いのもあるから、半分ダメモトで行ってみますか。


と言うことで届いたのがこちら。

形はEW-83 IIとよく似てますね。
ではでは早速はめてみましょうか。


えーっとですね。
ハマりそうでハマりません。
ぎゅっと力を入れると、パキッと言ってハマります。
はたしてそれは、ハマったと言っていいのでしょうか。

いや、良くない…

で、よく観察してみるとですね。

写真では分かりにくいんですが、
レンズ側の突起が、フード側の溝に入るように片方の端を合わせてみると、
反対側の端は、このぐらい短いんです。
赤矢印が、レンズ側の突起が始まるところ。
黄矢印が、フード側の切欠きが始まるところ。
2-3mmほど、切り欠きが短いんですね。

しかも、

内側に出っ張っている矢印の部品。
おそらく位置決めのクリック用じゃないかと思うんですが、これが内側に出過ぎていて、レンズ側の突起の外周面に行かず、突起の上に乗ってしまうんですね。

ですので、この部品がレンズの突起の外周側に行く事も考慮して、フード側の切り欠きを広げないといけないわけですね。


つまり、こっち側をもうちょっと削って、レンズ側の突起がハマるようにするわけです。
では削りましょう。

が、

削り過ぎてストッパーとして働かなくなって、何回転もするようになってしまいました…
仕方がないので、写真のようにプラリペアで肉盛りして整形し直しました。

でもこれでは切り欠きが足りませんので、

こっちを削りましょう。
先ほどの内側に出っ張った部品。
赤矢印部を、切欠きの形とツライチになるように斜めに削って、
反対側も、黄矢印のように、レンズ側の突起に対してクリック感が出るように削りました。


これでなんとかハマりそう。
先ほどの黄矢印の部分が、このようにクリックとして効いているような、
つもり。


うん、
まぁ、とりあえずはちゃんとハマるようになったし、
カメラにつけると、結構サマになってるんじゃないですか？


はい、これで更に実用になりましたね。
よかったよかった。

ん？
ところでこの姿、
歴史の教科書で見たような…

縄文式？