デジタルカメラのレンズの画角を表すために、「35mmフィルムカメラ換算」と言う表現が使われていますよね。これはデジタルカメラそれぞれで撮像素子の大きさが違うために、レンズ本来の焦点距離を示したところで、どの位の画角かが分からないためだと言うことは、多くの方のご存知でしょう。
35mm換算にすればどの位の画角かがつかみ易いですからね。
しかーし!
その感覚はいつまで続くんでしょうか。そのうち35mmってナニ?と言われるようになるんじゃないかと思うと、何だか寂しいですね。
と、言いながら私も35mmは全くといっていいほど使っていませんが。
前フリが長くなりましたが、つまるところ私の大好きな愛機、YASHICA FX-3 Super2000を久しぶりに使ってみようと思ったわけです。
が、
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このFX-3 Super2000と言うカメラは、京セラ時代のヤシカブランドの一眼レフで、コンタックスマウントを使っているので、ツァイスのレンズが使えるのが最大の特徴です。
しかもコンタックスのボディに比べると、と言うよりもどのカメラと比べても、とっても安いし、機械式だから電池が要らない。で、その名の通り、1/2000秒までシャッタースピードが対応している。
こんなカメラはコンタックスS2位しか知らないけど、そっちは値段が桁違い。
つまり、ツァイスのレンズは使いたいけど、ボディにまでお金を掛けたくないと言う人には打って付けのカメラなのでした。
35mmカメラの場合、ボディが違うからって写りが変わるってもんでもありませんでしたからね。
つまりレンズとフィルムで描写のほぼ全ては決まってしまっていたわけです。
今のデジタル一眼だとフィルムにあたる部分がボディそのものですから、いいボディを使うと写りも良くなるんです。
ところで前の段落の終わりの「が、」に戻ります。
ということで、久しぶりに使ってみようと思ったのですが、何だかシャッターがうまく動きません。
ミラーが止まってしまう感じです。
恐る恐るレンズを外すと、バシャンと元に戻ります。
ナニコレ?
よく見ると、
なんか、ミラーが低くなっているような。
バルブにしてミラーを持ち上げてみると。
お分かりでしょうか。
ミラーが台座より下にずれて(この写真では前に出てきて)、明らかにレンズの邪魔をしていると言う感じになっていますね。
これではミラーがレンズに引っかかってちゃんとシャッターが切れないはずです。
ファインダーをのぞいてみると、
上と左右はファインダー端部がはっきりしているのに、下側だけボヤッとしています。
ずっと置きっ放しだったからミラーがズッてきたようです。
さすが安物カメラです。
ちゃんと使ってやっていないと機嫌が悪くなるところがかわいいですね。
じゃぁ治してあげましょう。
でもどうするかなぁ。ミラーを押し込んでみようとしたけど、簡単には動かないようです。
一度はがすかなぁ。でもうまくはがさないと割れてしまっては困ります。
うーん。と思ってレンズを付けたまま、またシャッターを切ってしまったので、レンズを外そうとしたら、あらら、ミラーの端っこが欠けてしまった。
マウントを上向きにして一年くらい置きっぱなしにしとけば元に戻るかなぁ?
そりゃかわいそうか。
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