そのトイレは尾道市内の、ある運動公園にあるのです。
普段の様子からは、そんなトイレがあるとは想像も付きません。
私がこのトイレを知ったのも偶然なんです。
その日は小学校の陸上記録会が開催されており、私も撮影に行っていました。
そんなトイレが存在する事など、この子たちが知るはずもありません。
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そのトイレが「呪われたトイレ」と言われる理由は何かと言うと、血を流しながらたたずむ女性がいるからなのです。
そしてこの度、私は、その実態をカメラに収めることに成功したのです。
その日の陸上記録会は、運動公園の陸上競技場で行われました。
この陸上競技場は、競技場内に入るための入り口と、観客席に入るための入り口が別々にあります。
観客席の入り口は、競技場の入り口に覆いかぶさるような形で階段になっているのです。
他の言い方をすれば、競技場の入り口から外を見ると、観客席への階段の裏が見える形なのです。
その階段の裏側に問題のトイレはあるのです。
つまり、競技場の入り口の向かいに。
男性用トイレは
何も異常は見当たりません。
それはまるで、努めて静かにしているかのように。
そしてその呪われたトイレが、こちらの女性用なのです。
血を流しながらたたずむ女性の姿が見えるでしょうか。
肩口か首筋の辺りから大量の血を流しているように見えます。
まさしく、呪われてます。
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