なぜかにわかに盛り上がったオリオン座流星群ですが、何で盛り上がったんでしょうね。
多分勘違いしてるんじゃないですかね。
まぁそれは置いといて、私もオリオン座流星群を見に行ってきました。
場所は高見山です。
でも山頂じゃありません。
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で、撮った写真が上の写真です。
この状態で見ると流星は分かりませんね。
でもちゃんと写ってるんですよ。
今回の撮影方法は20日の記事でも書きましたが、なるべく明るいレンズを使おうと思って、Canonの28-70 F2.8をEOS 5Dに付けて写しました。
ピントは無限遠にして、焦点距離は広角いっぱい28mmにして、絞り優先AEで絞り開放、露出補正で少しプラス補正、ISO感度は思い切って1600まで上げときましょう。
絞り優先で補正しなくてもマニュアルにしといても良かったんですけどね。
昼間に一度ロケハンしといたんですが、高見山の山頂展望台か、立花小学校跡地が空が開けていていいなぁと思っていたんです。
で、日が落ちた状態でも確認しようと思って、7時ごろにも見に行ったんですが、立花小学校跡地は街灯が意外とあってちょっと明るいかなという感じ。
高見山山頂は見晴らしがいいのが災いして街明かりが結構入ってくる。
でもまぁ高見山かなぁと思って一旦帰って適当な時刻に来ることにしました。
11時ころが極大という事だったので、長居はしないつもりで10時半ごろに高見山山頂に行って見ると、なんとまぁ、車を停めるとこがない。
何でこんなに来てるの?そんなに天文好きは多かったのか?
まぁ仕方がありません。
とは言え立花小学校跡地もイマイチだったので、高見山の道の途中にある駐車場に行ってみました。
登山口の前の駐車場じゃなくて、もっと下の寂しい駐車場です。
行ってみると誰もいなかったし、ここは周りが木に囲まれていて、視界は狭くなりますけど街明かりが全く入ってこないので、かえって撮影には好都合でした。
しかーし。
肝心の星が流れません。
そしたら周りの林からガサガサゴソゴソ音がするんです。
誰かいるのか?と思っていたら、「ブヒー」と、時々聞こえます。
イノシシですね。
こっちに興味を持たれて突進されては大変ですので、こちらも時々音を立てて威嚇しときましょう。
で、いっこも流れないので、もうあきらめて帰りますかと思い始めた23時25分。
流れました。
そのときの写真が最初の写真です。
写らなかった?
いやいやちゃんと写ってます。
ちょっとフォトショップでおこしましょう。
分かりますでしょうか。
左上のプレアデスの斜め右下に右上がりの線が見えますか?
捉えました。オリオン座流星群。
拡大すると、
こんな感じです。
それともう一つおまけに、流星の筋を右上に延長していくと、その先と直交する短い線が分かりますか?
こっちは散在流星です。オリオン座流星群の放射点に向いてません。
オリオン座流星群の流星が流れた直後、間を置かずに流れました。
結局1時間ほど観察したのですが、見れた流星はこの2個だけ、しかしその2個の撮影には成功しました。
一度に2個の流星を写せるなんて超ラッキーです。
ほとんど見れなかったけど大満足です。
ところで、最初に触れましたが、多くの方が勘違いされてるんじゃないかという話。
ラジオとか聞いてると、「次にオリオン座流星群が見れるのは70年後」とか言ってました。それも私が確認できただけで2回もありました。
そんな間違ったこと言ってるから、みんな勘違いして「だったら見に行かなければ」と思ってしまうんじゃないでしょうか。
オリオン座流星群を含め、ペルセウス座流星群も、しし座流星群も、流星群はどれでも毎年同じ時期に起こります。
ただ今回のオリオン座流星群は、ここ数年のように条件が良くなると予想されているのが70年後ということで、次に見れるのが70年後ではありません。
もちろん私は来年も観察に行こうと思ってますよ。
ま、勘違いしてでも星に興味を持つのはいいことだと思います。
そうそう、今回撮影できた流星の写真ですが、プリントした方がきれいに見えます。
なので、せいのカメラ店ではご来店頂いた希望者の方には、プリントを一枚差し上げます。
どうぞご来店下さい。
ほうじゃ。きれいにプリントして額に入れて、妻の誕生日プレゼントにしよう。
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