尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
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12月6日の記事でお伝えしました通り、レストアが一応終わったつもりのPEN-Dですが、まだ試写できていませんでした。 で、やっと写してみたものを現像しましたので、ここでご報告。 スキャンのコントラストがちょっと高めでしたが、ちゃんと写ってますね。
[1回]
近所の山が紅葉できれいでした。 これなんかは少しピンボケっぽいんです。 そういうコマが何枚か有ったんですが、どうしてかなぁと思っていたんです。 無限遠を合わせ直さないといけないかなぁとも考えたんですが、 でもこれなんかはビシッと来てるんですね。 考えていたら分かりました。 そうなんです。ピントを合わせ忘れてたんです。 一眼レフのようにフォーカシングスクリーンもありません。連動距離計でも有りませんし、ファインダー内にインジケーターも有りません。もちろんオートフォーカスではありません。 PEN-Dは目測で合わさなければいけません。 ピントが合ってる事、又は合ってない事を知るすべがありません。 ピントを合わせるという作業があることを忘れてしまっています。 便利になるほど人は退化していくようです。 室内でもきれいに撮れました。 やっぱり明るいレンズは、開放にした時の浅い被写界深度の撮影が私は好きです。 もっと暗くてもいけます。 ここまで来るとセレンの露出計は働きませんので、カンで露出を合わせます。 この時はF1.9で1/15秒だったと思います。 スキャンデーターのプロパティーを見ても撮影データーは表示されませんので確信は持てません。 便利になるほどやっぱり人は退化します。 なかなかよく写るカメラです。 ちょっとだけカブリがあるようですので、モルトを貼り替えてあげましょうか。