明日は明日の風が吹く

安かったんで、ついつい買ってしまいました。

今更感は否めませんが、今更だからこそ安く楽しめるというもんでしょう。
でも今でも一部に根強い人気はあるようですね。
ということでうちにやってきたのは、ロシアのカメラ、スメナ8Mです。
ハチ公と呼んであげましょうか。

[1回]

うちのカメラとして忠犬になるのでしょうか。

で、本体を見てみると、

あれ？
巻き戻しノブがないです。
ちょっと残念ですが、その代わり直す楽しみができました。

じゃぁ早速直しましょう。

上を開くと、うーん、チープ。
トイカメラといわれる理由がこの辺にありそうですね。

巻き戻しの部品は少しは残っていますので、これに手を加えれば何とかなりそうです。
巻き戻しノブはうちのジャンクパーツの中に転がっていたバラバラの部品を寄せ集めて、

とりあえず形にした物を使いましょう。
つまみもなくなっていたので、ギアで代用です。
このノブは、取り付け部がM4のネジになっていますので、これを利用して何か適当な部品でつなげればいけるかも。


ということでありました。
M4のメネジになっている棒状の部品が転がっていましたのでこれを使いました。
適当な長さに切って、反対側から巻き戻しのシャフトが入る大きさに穴を空けて挿せるようにします。
それに加えて横から穴を空けて、適当なネジを挿して抜けないようにします。
材質も真鍮ですので加工しやすいです。

では軍艦部のカバーを付けて、


そこに先程のノブを取り付けて、

オッケーでしょう。
このカメラに元々付いていたはずの巻き戻しの部品は、ノブの無いタイプのはずですので、それよりはきっと使いやすくなっているはずです。

あとはいろんなところでも言われています、シャッターの重さの改善をしてみましょう。
ですがその話はまた今度ということで。

そうそう、このハチ公のファインダーって、ただの素通しかと思っていたら、

なぜかプリズムが入っているんですね。
何でかなぁ?
ハーフミラーが入っているわけでもないし、倍率を変えているわけでもないから見え方は素通しと同じだし。
しかもこのプリズム、樹脂製です。