明日は明日の風が吹く

23日の記事で、シャッターまでは直りましたオリンパス ワイドEです。
今回は残りの、アクセサリーシューの緑青と、ストラップ吊り金具のねじれを直していきます。
アクセサリーシューの緑青についてはそのままブラシをかけてもいいのですが、せっかくなので外して磨きましょう。

アクセサリーシューは、シュー前方のストッパー兼締結ネジを外せば、軍艦部から外れます。

するとどうでしょう。

[1回]

ナニコレ。
何でこんなになってるんでしょうか。

原因はともかく、この異常なサビと言うか、汚れと言うかを落としてきれいにしましょう。
でもこの感じ、その昔見た、大学の臨海実験所のアルミサッシの感じに似ています。


全部バラしてクリーニングが終わった状態がこちら。
なぜかシューとボディーの間に、この写真で言うと一番右にあるアルミの薄板が挟まっていました。
何でこんなのが要るんでしょうか。

というよりこのサビは、このアルミの薄板が原因です。
電食起こしているんですね。
それでアルミが激しく錆びて、酸化アルミニウムの粉を吹いていたんですよ。

で、このアルミの薄板ですが、私にはどうにも必要とは思えませんので、無しにすることにしました。
悪影響は無いと思うんですが。

と言うことで、アクセサリーシューのサビ取りはこれで終了です。

続いてストラップ吊り金具のねじれを直しましょう。
と言ってもこれについてはシムを入れるぐらいしか方法は無いですね。
なので、ジャンク部品の中から使えそうなのを物色して、

ま、こんなもんでいいでしょう。
本来はどうなっていたんでしょうね。
締め込んでねじれた状態になっていたんでしょうか。
それも考えにくいですね。
本来の様子をご存知の方が居られましたら教えて下さい。

それから、前々回の20日の記事でクリーニングしたファインダーですが、

ご覧の通り、きれいになりました。

と言ったところで、

オリンパス ワイドEのレストア完了です。
暇な時に試写してみましょう。