13日の記事までで、不具合箇所も大体直りました「ヴィトマチックIIb」です。
ですので仕上げに掛かります。
と言っても後は距離計のズレを確認するぐらいですね。
このカメラの距離計は鏡の角度を変えるのではなく、レンズをずらして調整するタイプです。
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矢印のネジを回すことで、二重像の左右のずれを調整できます。
このカメラの距離計は、ほんの少しずれていましたのでここで、調整して無限遠で二重像のずれは直りました。
それと、上下のズレは構造を見る限り、ここで調整するんだと思うんですが、回すための工具がありません。
ラジペンでつまんでみたんですが、うまく回りませんでした。
もしかしたらここじゃないのかも知れません。
今回は上下のズレはありませんでしたので距離計の調整はこれでオッケーです。
と言うことで、軍艦部カバーも組み付けて、これで完成かな。
各部の動きもちゃんとしてますし、シャッターのスローも効いてますね。
今回の個体はなかなかいい物だったようです。
おかげで分解箇所は少なめでした。
が、あれ?
ストロボが点きませんね。
せっかくホットシューがあるので試してみたら点きません。
シンクロ接点にコードをつなぐとオッケーですが。
もう一回軍艦部カバーを外してみてみましょう。
で、導通を確認したら、ホットシューの真ん中の接点にだけ導通がありません。
ここはカシメてあるので外すと元に戻せない可能性が高いですね。
じゃぁつなぎますか。
本来なら変形コの字型のシルバーのパーツと、真ん中の丸い部分はつながってないといけませんが、なぜか導通がありませんので、これらをつなぎます。
リード線を半田付けです。
これでオッケー。
ホットシューでシンクロするようになりました。
これにて、ヴィトマチックIIbのレストア、完了です。
それとオマケの画像です。
これは巻き戻し側ですが、赤矢印のように、ぎざぎざの部品を動かすと、緑矢印の引っ掛かりが外れて、巻き戻しノブの下にある丸い部品が上に上がります。
それで巻き戻しノブについているレバーを押し上げて、それと同時に巻上げ関係の部品がフリーになります。
以上、フォクトレンダー ヴィトマチックIIbのレストアでした。
ではこのカメラの写りはどうでしょうか。
まずはその辺で試写してみましょう。
でも、ストラップをつけるところが無いのでちょっと不便ですね。
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