明日は明日の風が吹く

昨日の記事の続きです。
新しく発売されたフォクトレンダーのF0.95（マイクロフォーサーズ用）に触発されて、キヤノン7を買ってみようかと思い立ち、だがしかし、このキヤノン7用の0.95は今すぐには買わずにおこうと思いまして、結局ボディだけ買ったと言うなんか変な状態です。
「風が吹いたら桶屋が儲かる」的とまではいいませんが、マイクロフォーサーズ用の0.95が出たからこそキヤノン7を買ったわけです。
まあいいや。

ところでこのキヤノン7ですが、目立った不具合はありません。
ならそのまま使おうかとも思ったのですが、ちょっとファインダーが汚れているのと、なんか露出計がおかしいので、ちょっとだけ見てみる事にしました。

では巻き戻しレバーから外しましょうか。

[2回]

レバーは普通に外れます。

ついでにボディーの左側面にあるシンクロ接点も外しておきます。


そしたら巻き上げレバーを外します。
ついでにシャッターボタン周囲のリングも外します。
横から3本のネジで固定してあります。


こちらが外した巻上げ部。


続いてシャッタースピードダイヤルを外します。
これも側面からネジ3本で留まっています。
シャッタースピードダイヤルは、露出計に連動するギアにつながっていますので、この位置関係は記録しておいた方がいいと思います。
そしたらカメラ右側面のマイナスネジを外して、軍艦部カバーを取ります。


ファインダーは外して水洗いしたいところですが、ちょっと外すのは大変そうですね。


接眼部から見てもやっぱり面倒な感じです。
ちなみにファインダー上のリンケージはブライトフレームの焦点距離枠の切替用です。
この部品を外せば、ファインダー上側のカバーが外れそうですので、上からなら掃除できそうです。
もう一つついでに、接眼レンズの左にあるシルバーのマイナスネジは、露出計のメーターのアースです。
何でこんなところにまで引っ張ってきてまでアースを落としているのでしょうか。

じゃぁ先に露出計を外しますか。

真ん中に見えるのが露出計のメーターです。
外すには先程のアースと、ここに見えている2本のマイナスネジを外せばOKです。


こちらが外したメーター。


メーターの裏側には調整ネジが付いていますので、ここの調整でうまくいけばいいのですが…


メーターを外すと、プリズムが見えてきます。
ここも少しカビ気味でしたので、唾液攻撃でクリーニングです。
ファインダーのその他の部分もレンズの間をクリーニングしたら、かなりきれいになりました。

それから、上の写真では既に外してありますが、

ブライトフレームの枠を外してその下のプリズムをクリーニングします。

しかし、
ブライトフレームの枠を良く見ると、

所々ヒビが入ったように光が透けてますね。
これではファインダーにこのヒビが見えてしまいます。
なので、黒のマーカーペンでヒビの上から塗っておきました。

て感じでファインダーのレストアは終了ですね。
でも露出計が直らないですね。
何だか振れ過ぎです。
抵抗を入れてみましょうかね。

あとは、レンズマウントのネジが緩んでいて、ちょっとガタがありましたので増し締めしておきました。
その前についでにバラしてみたのがこちら。

マウントの締結ネジは4本ですが、上の2本が長くて、下の2本が短くなっています。

とりあえず露出計は置いといて、暇を見つけて試写してみましょう。
と言ってもレンズはどうしようか。