明日は明日の風が吹く

12月26日の記事では、プラクチカ ノバの自動絞り機構が、シャッターボタンを押しっぱなしにしなくても維持される改造をお伝えしました。
その記事に｢デジカメレトロ主義｣のジャン亀さんから拍手を頂きましたが、そのコメントによると、シャッターボタンを押し続けないといけない仕様のカメラは結構あるらしいです。
不便な仕様に我慢してみんな使っていたのね。
ジャン亀さん情報ありがとうございます。

ですが私はそれがイヤなので改造しました。
普段は何の影響も無い改造ですが、ちょっと悦に入っています。
と言うことでとりあえず撮影できる状態になりましたので、近所をブラッと撮影してみました。

カメラはプラクチカ ノバ IB。レンズはドミプラン50mm, 2.8です。

[2回]

このレンズ、意外と良く写りますね。
上の写真の露出は、1/125秒、絞り8、といったところです。
フィルムはISO400です。
8まで絞っていると結構ピリッときますね。
掲載した画像データーは縮小していますが、スキャンした大きなデーターで見ると結構線が細くてピリッとしています。


こちらもほぼ同じ露出です。
手前から置くまできれいな描写ですね。


露出をシフトして1/500秒、絞り5.6にしてみました。
ピントの合った所はシャープですね、そしてボケの部分は、うーん。
まあまあかな。
手前のボケはきれいですが、奥の車のホイルのボケはちょっと微妙。
でもこれだけ写れば十分でしょう。


最短撮影距離が75cmですので、ここまでしか寄れません。
最短撮影距離の改造を引き続き考えてみようと思います。


室内でも撮影してみました。
露出は1/125秒で絞り2.8です。
開放になるとピントが合ったところも何だかホワッとしてきますね。
これはこれで柔らかくて楽しいです。


最短撮影距離での撮影です。
全体的なホワッと感がボケまでぼかしてくれているようで、何かいい感じです。


こちらも撮影条件はほぼ同じです。
結構楽しめるレンズですね。

50mmの2.8で、最短撮影距離が75cmのレンズなんて、誰も見向きもしないようなスペックですが、写り自体はバカにできませんね。
そうなるとやっぱり最短撮影距離の長さが余計に不便に感じます。