明日は明日の風が吹く

先日ピント調整が終わった話をお伝えしたペンタコンFMですが、せっかく直しましたのでちょっと連れ出してみましょう。
相棒は誰にしましょうか。
フジノンにしようかとも思ったのですが、連動ピンのためにちゃんとつきません。
テッサーではボディーに対して大きすぎてカッコ悪いので、ここはドミプランでいってみましょう。

平川さんのお店に寄って、店内で開放で撮影してみました。

[4回]

ペンタコンにドミプランをつけるとこんな感じです。
どちらもプラクチカ系の製品ですので、まぁまぁ似合うと言ってもいいでしょうか。
フードはUNのものだったと思います。

で、このドミプラン。
開放にすると、落ち着きません。
まるでピントが合っていないようにも見えますが、合っているはずです。
まるでピリッと来ません。


店内もう一発。
でもそのモヤッと感が、なかなかいい感じだと私は思います。
ISO400のフィルムを使って、絞りが2.8で、シャッタースピードは1/20秒だったと思います。


外に持ち出すと、性格は一変します。
まるで別のレンズのようにピリッとしてきます。
こちらはF8の1/200秒ぐらいだったと思います。


発色は派手目ですね。
でもイヤミな感じじゃありません。


この「ろ」と言う看板は何か分かりますでしょうか。
答えは、「艪」です。
ここでは船の艪を作っています。


なかなかきれいな写りですね。


斜め上からの直射日光が入りました。
右下にハレーションが起きてますね。
ドミプランは対物レンズが奥まった格好をしていますが、それでもフードを付けといて良かったです。
少し逆光気味でも発色はいいですね。


黒も締まっていい感じです。


空に向けての撮影でもちゃんと再現できてますね。
安くて人気の無いレンズですが、結構面白いです。

だがしかし、上の写真で分かりますでしょうか。左下のあたりがカブッてます。
多分巻き上げた時にほんの少しシャッターに隙間ができるのが原因でしょう。
暇な時またバラしますか。