燃料ポンプが動かなくなってタカウモーターさんにドナドナされていった妻のグランセニックのことを、先月の29日にお伝えしました。
今回はその続報です。
タカウモーターさんによると、燃料ポンプはその後普通に動くようになったものの、日を置くとまた動かなくなるという感じらしい。
じゃぁ燃料ポンプの交換ですかねという話になりますが、この燃料ポンプが7万なにがし。
そんな高いものを簡単に交換するわけにはいきません。
交換してもまた再発と言うことはよくある話。
ここは原因を徹底調査すべきでしょう。
なのでとりあえず、燃料ポンプを外して、持って帰ってオーバーホールしてみることにしました。
が、
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==========================[6回]
燃料ポンプが外れません。
グランセニックの燃料ポンプはインタンクポンプ、すなわち燃料タンクに入り込むように付けられています。
燃料タンクはセカンドシートの下あたりにありますので、セカンドシートをよければ床下から燃料ポンプが見えてくると言うわけです。
上の写真の床の丸い穴の中にある白いのが燃料ポンプです。
燃料ポンプはその外周を押さえられるようにして、リング状の部品で燃料タンクに取り付けられています。
そのリングを外せば燃料ポンプは外せるわけです。
しかしそのリングが外れません。
手で回してももちろんダメですし、たがねではつっても回りません。
仕方が無いのであきらめて、タカウモーターさんがSST(専用工具)を用意してくれるのを待ちましょう。
(最初の写真の拡大です)
穴の中の白いのが燃料ポンプ。
すぐ上にメンバーがあるのでSSTじゃないと難しいです。
ところで何で自分でオーバーホールしてみようと思ったか。
それは、元々燃料ポンプなんてものは単純な構造のただのポンプだからです。
せいぜい流量調整用のバルブが付いているくらい。
だから不具合の原因は見つけやすいと思ったからです。
それが動かなくなるということは、次のことが考えられます。
- ポンプ自体が固着してしまっている。
- ポンプのモーターが焼き付いている。
- ポンプのモーターのブラシが消耗している。
- ポンプにつながる配線の接触が悪い。
と言ったところでしょう。
症状としては動く時は動くけど時々動かないと言うもの。
もしポンプが固着しているのなら常に動かないので1は無い。
もし焼きついているのであれば、最初が動かなくて叩いたりしたら動くようになるはずなので、2も考えにくい。
なので考えられるのはブラシの消耗か、配線の接触不良かということになるけれど、まだ4歳のグランセニックの燃料ポンプのモーターのブラシが消耗するなんて考えにくい。
であれば8割方の確率で配線の接触不良と予想できるわけです。
だからそんなことならオーバーホールすれば簡単に分かるし、すぐに直せるはずです。
ポンプの交換なんてしなくてすみます。
もしディーラーに持って行っていたら、躊躇無くポンプの交換で工賃を含めて10万コースになることでしょう。
そうこうしている間にタカウモーターさんからSSTで燃料ポンプを外したと言う連絡がありました。
そしてついでに、バラしてみたとの事。
するとですね、燃料ポンプとボディー側の配線をつなぐカプラーが黒くなってると言う話です。
つまりカプラー部分が焼けかけている。
そこまで分かったのならもう自分でオーバーホールする必要もありません。
タカウモーターさんも多分これが原因と言うことで電装屋さんにカプラー端子の交換に出しましょうといことになりました。
(これも最初の写真の拡大です)
矢印が燃料ポンプにつながるカプラーです。
ここの端子が焼けて接触不良を起こしていたようです。
もう一個の白いカプラーは燃料計用のカプラーです。
で、電装屋さんによると、配線の太さに比べて端子が細すぎるんだそうです。
だからここに電気的な負荷が掛かって焼けかけてしまったようです。
とりあえず、ここの端子をもうちょっと電導性のいいものに替えてもらって、燃料ポンプの修理、完了です。
しかしですね、この不具合、とっても危険ですよね。
インタンクポンプになっている燃料ポンプの配線に負荷が掛かって焼ける可能性があるなんて。
下手すりゃ車両火災ですが。
これはリコールしないといけない不具合だと思いますよ。
グランセニックに限らず、同じような燃料ポンプを使っている車のオーナーの皆さん。
これまで燃料ポンプの不具合はありませんでしたか?
要注意です。
後でディーラーには報告しときますが、すぐは動かないでしょうね。
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