尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
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オリンパスPEN EE-2のレストア解説の6回目。 やっぱり外観はきれいなことに越した事はありません。 今回題材にしたEE-2も、錆びたところなどありますので、見てくれが良くなるようにちょっとやってみましょう。 まずは錆びていた吊金具をきれいにします。
[6回]
まずはワイヤーブラシやサンドペーパーを使って錆を落とします。 そしたらプラモデル用の塗料でシルバーに塗ります。 塗膜は弱いですが、まぁとりあえずはいいでしょう。 それからシャッターボタンの根元も、メッキがはがれていましたので、同じく磨いて塗装します。 軍艦部の薄汚れはベンジンをつけたタオルで拭いたり、歯ブラシで磨いたりしましょう。 あまりにも悪くなっている場合は塗装と言う手もありますが、今回はしません。 フジカコンパクトで塗装した事がありますのでそちらを参照して下さい。 次に貼り革ですが、中性洗剤と歯ブラシでしっかり洗いましょう。 汚れていないようでも、洗うと意外ときれいになります。 そしたら貼り付けですが、 接着剤を使うとまた今度はがす時に大変ですし、はみ出してもきれいじゃありません。 なので両面テープがお勧めです。 貼り革が痛んでもう一度使う気になれないときは、新しく貼りましょう。 以前PEN-Dで貼り替えたことがありますので参考にしてください。 モルトはクラカメならほとんど劣化していますね。 カット済みのモルトをAki-Asahiさんで販売していますので、ここのを利用すると便利です。 このような部分に貼っていきます。 溝の中に貼るのは難しいので、アルコールなどをつけてやると貼りやすくなります。 あと、これは見てくれではありませんが、シャッターボタンのフィーリングを調整します。 シャッターボタンの穴にマイナスドライバーを入れて中のネジを回します。緩み方向に回せば、シャッターが切れる位置が上がってきますし、締め方向に回せば位置が下がります。 いいフィーリングのところに調整してください。 古いカメラも磨けば光りますね。 撮影に連れ出しましょうか。