明日は明日の風が吹く

M42マウントのレンズで、フジノン50mm,F1.4がうちにあるんです。
これまでフィルムカメラでは使ったことがあるんですが、デジタルで使ったことはありませんでした。
というより使うことが出来ませんでした。

なぜかというと、絞りリングのマウント付近に、カメラとの連動ピンがあって、これがマウントアダプタに干渉して取り付けができないんですよ。

[7回]

この赤矢印の突起が連動ピンです。

つまりこれをなくしてしまえば取り付けができるようになるんです。
が、そうするとフジカの開放測光機でオートが使えなくなってしまうんです。

でも多分、フジカの一眼レフを使うことはおそらく無いでしょう。
と、タカをくくって削りましょう。

でも削る時に切粉が周りに散っても面白く有りませんので、絞りリングを外して作業をしましょう。

絞りリングを外すには、まず緑矢印のカニ目ネジを外します。


こちらが外れた状態。

そしてもう一つ。

絞りリングの横にあるマイナスネジ1本を外します。


そしたらこのように外れます。
赤矢印が絞りリング。
黄矢印がクリック用のベアリングです。


絞りリングの横にあったマイナスネジは、矢印の溝に入るように位置合わせします。


そして黄矢印のところへクリック用のベアリングが入ります。


絞りリングを外せば、突起は簡単に削ることができます。

ではもとに組み直しましょう。


組みあがってα900に装着したらこんな感じです。

ではどんな感じの写りをするのか。
ちょっとだけそのへんで試写してみましょう。