明日は明日の風が吹く

私はオペラはそんなに好きではありませんが、マリア・カラスという名前はよく知っています。
それは20世紀最高のソプラノ歌手ということではなく、彼女のダイエットの話のためです。
ところで昨日、3日に書いた自由研究についての記事のことでフェイスブックで話をしておりましたところ、ハラビロカマキリの話になりました。
そしたら偶然にも、うちの庭でハラビロカマキリを見つけましたので、とりあえず捕獲。

話題になっていた実験をしてみるかどうか、でもやるには勇気が要りそうです。

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フェイスブックでの話を簡単にいいますと、うちの子の自由研究の話から、私の同級生の親友の子供の自由研究の話になり、その題材がカマキリだったらしいのですが、脱皮の途中で死んでしまったという話になりました。
なので私が脱皮がうまく行かなかった原因を調べるのも面白いかもと言ったら、一人が不用意にもカマキリは好きだけどハリガネムシが怖いと言ってしまったのです。

そうなると話題はハリガネムシです。
私も調子にのってハリガネムシの動画をリンクしたりしていたんです。
動画を見るとハラビロカマキリのおしりを水につけるとおしりの先からハリガネムシがニョロニョロと出てくるようなんですね。
じゃぁ誰かやってみてよという話になっていったのでした。

そんな感じでハリガネムシの話題で盛り上がったのですが、その直後、うちの庭で偶然にもハラビロカマキリを発見してしまったんです。
ハリガネムシを出させる実験はしてみたくはないけれど、まぁ、とりあえず話題の続きで捕獲はしておきましょうかと思って大きなタッパーに入れました。


で、水につけはしないものの、外見から寄生の有無などわかるかもしれないなと思ってしばらく観察することにしました。
ひっくり返った状態を観察してみましたが、それらしい感じは見られないようです。


至って健康そうですが、なんだか腹をゴニョゴニョよく動かしているようですね。
これはもしかしたらハリガネムシが入っているかもしれません。

ところで、ハリガネムシが寄生した昆虫は、生殖機能が失われるらしいのです。
そこで思ったのですが、寄生したハリガネムシが出て行ってしまえば、生殖機能は復活したりしないんでしょうか。
もし復活するとしたらぜひお腹から出してあげたいですね。

で、この一連の話を家族にしてみますと、なぜかみんな興味津々。
もしかして実験してみたいの？

私はやるまいと思っていたんですが、興味があるならやってみますか。
でもハリガネムシが出てきて気持ち悪くなって寝れなくなっても知らないよ。
それでもいいならやってみましょう。

私も意思を固めました。
カマキリが入ったタッパーに水を入れてみましょう。


水につかっていますがとりあえず変化なしですね。

カマキリの方も水が嫌なんでしょうね。

タッパーの壁面を登ってきて、「やめてよ！」という視線を送ってきます。

では仕方がありません、
強制的におしりを水に入れてみましょう。

さあどうだ。
もしハリガネムシがいきなり出てきて指に巻き付いてきたらどうします？
恐る恐る、しかししっかりと。
もう気分はマッドサイエンティストです。
この緊張感に白髪が増えそうです。

が、
しかし、

しばらくつけてみたものの、
変化ないですね。

うん、これは寄生していないんですね。
ハリガネムシを見れなくて残念なんて全く感じません。
出てこなくて良かったという安心感に満たされました。

ふぅ。
じゃぁカマキリはまた庭に放してやりましょう。

調べてみるとカマキリが直接宿主になることはないようです。
ハリガネムシが寄生した水生昆虫をカマキリが食べることで寄生するらしいです。
うちの家の周りには水生昆虫がいそうなところはありませんからね。
だからいなかったのかも。
それともここのところの台風の雨にあたってすでに外に出ていたか。

でもこのカマキリ、高い所に登ろうとしていたし、腹を活発に動かしていたし、もしかしたら産卵したかったのかもしれませんね。

皆さんの期待に応えられる結果にはなりませんでしたが、私はホッと胸を撫で下ろしました。


良かったよかったと思って、ふと、このブログにナニも考えずアクセスしますと。

あらら？

これは？


ガーン!

すいません。自分で60000のキリ番を踏んでしまいました。
狙っていた皆さん、申し訳有りませんでした。

次回は70000です。
これに懲りず、よろしくお願い致します。


そうそう、マリア・カラスのダイエットですが、それはサナダ虫ダイエットなんだそうです。
お腹にサナダムシを寄生させることで、100kgあまりから50kg程度まで痩せたらしいです。
みなさんもやってみます？