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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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最近はカメラと言えばデジタルですね。
と言いますか、フィルムカメラは絶滅危惧種と言っても過言ではないかもしれません。
しかしうちの店では、フィルムユーザーに対応すべく、各種フィルム現像にも対応しております。
でもね、処理本数が減ってくると現像液も悪くなってくるんですよね。
なので今回、現像液を含む処理液を交換することにしました。
で、ついでに、なんとなく調子の悪そうなポンプも外して調子を見てみようかということで、バラしてみることにしました。
DSCF8902.jpg
こちらは現像機の表側。
まずはカバーを外しましょうか。

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処理液のポンプは機械の裏の方にあります。
ですので裏のカバーも外します。

DSCF8898.jpg
この赤矢印の黒い塊がポンプです。
モーター1機ですべてのポンプを回します。そしてこのポンプを外すには、緑矢印のネジを外せばいいようですが、外すのはネジだけじゃありません。配管をすべて外して、電源も外さないといけません。

見えているホースをすべて外しましょう。

しかしそのまま簡単には外れないものもあります。
DSCF8912.jpg
矢印の2本はその上に放熱装置があって、固定されていますので、それの固定を外さないと配管は取れませんね。

DSCF8910.jpg
しかしすぐその上には、赤矢印のようにヒーターがあって、これも固定されていますし、先ほどの放熱装置を外そうと思うと、緑矢印の配線のカバーも外さないといけません。
ちょっと面倒ですが、カメラの修理や車の修理よりは簡単ですね。

それから、ポンプですので、配管には入口と出口があるわけです。
DSCF8903.jpg
こちらは機械の表側から見た様子です。
矢印の配管をすべてポンプから外していきます。

DSCF8916.jpg
外した時にどこの配管かわからなくならないように、矢印のように配管の名前を書いておくといいですね。

すべての配管と電源が外れたら、先ほどの締結ネジ4本を外して、ポンプを取り出します。
DSCF8917.jpg
はい、こちらがポンプユニットです。

全部を通している長い3本のボルトを外すと、なんとなくポンプはバラせそうですね。

しかしこれを外してもポンプは外れません。
DSCF8920.jpg
おかしいなと思って、この矢印の蓋を取ってみると、
モーターからの動力を伝えるシャフトが、ここまで貫通していて、しかもこの蓋の裏でベアリングに圧入してあるんですよ。

プレス機に掛ければ外れるかもしれませんが、周りがプラスチックなので割れる可能性大です。
仕方有りません。
ポンプをバラすのは断念しましょう。

で、ポンプを手で回したりしてなんとなく動作を確認してみたのですが、ポンプはまともそうですね。
もっとゆっくり色々調べてみたかったのですが、現像街のフィルムもありましたので、ポンプを組み直して、
そして処理液を新しく入れて、テスト用のフィルムを流すと、ちゃんと現像できてますね。

処理液も新しくなったので、現像もしっかりした感じがします。
当店では、135をはじめ、120,220,240,126,110の各種フィルムの現像を承ります。

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