明日は明日の風が吹く

世羅にキャンプに行きまして、しかし夜になるととっても冷えてきました。
そうなると星がよく見えそうな感じがしますよね。
ということで、星の観望と、持って来たカメラで星を撮影してみることにしました。
ですが赤道儀もありませんので、普通に三脚に乗せての撮影です。
当然星は流れてしまいますが、せっかく撮りましたのでご紹介いたしましょう。

夜20時頃です。
見上げると頭上に夏の大三角が見えますね。

[1回]

写真は夏の大三角の一つ。デネブが輝く白鳥座です。
わかりやすいように星座線を入れました。
白鳥座に重なって、少し左上から右下がりに、うっすらですが天の川が写っています。
写真をクリックすると拡大表示されます。

今回使った機材はこちら。

キヤノン5Dに、マウントアダプタを付けて、フジノン50mm,F1.4を付けてみました。

しかしオールドレンズゆえか、少し周辺光量が落ちているようです。
やっぱりこういう光がシビアな条件では、もっといいレンズを使った方がいいのかもしれませんね。
オールドレンズとはいえ、EBCフジノン50ｍｍのF1.4ですから、結構よく写るんじゃないかと思っていたんですけどね。
やはりレンズ性能も日進月歩なんでしょうね。

では次の写真。

北東方向にカシオペアが上っていました。
カシオペアにも、極うっすらと天の川が見えるのがわかりますでしょうか。
そしてこの写真の矢印のところ。
アンドロメダ銀河です。
狙っていなかったんですが、偶然フレーム内に収まっていました。


拡大するとこんな感じ。
渦巻きまでは見えませんが、円盤状に広がった雲のような姿が確認できます。


それから時間を置いて、夜中の2時頃です。
カシオペアは頭上にまで移動しています。
左下から右上にかけて見える薄い霞のようなのが天の川です。
やっぱり天の川の撮影は難しいですね。


東にはオリオン座が上がってきました。
オリオン大星雲もよく見えました。


ここ最近は、木星がよく見えていますね。
この日も明るく見えました。
右側の矢印が木星。
左の矢印がプレアデス星団です。

木星は持ってきた簡単な望遠鏡で観望してみましたが、ガリレオ衛星も見えました。

そうそう、露出は開放からF8位までいろいろ変化させて、ISO感度も100、400、800、と変えてやってみています。
シャッタースピードで帳尻あわせという感じです。
絞ったほうが星がはっきりしますが、絞るほどシャッタースピードが遅くなって星が流れてしまいますので、そこは適当なところで見極めて。

やっぱ星を写すために、ペンタックスの一眼レフとGPSユニットを買おうかなぁ。