明日は明日の風が吹く

6月27日の記事で書きましたが、うちの子は宇宙の学校に参加しています。
この会はJAXAと共催ですが、直接宇宙のことを勉強したりするような会ではなく、ものすごく簡単にいえば工作教室です。
その意義については前回の記事にも書きましたのでそちらを見てもらうとしましょう。
ところで前回は、熱気球を作って飛ばすということをやりました。
今回はというと、ピンホールカメラです。
そうなるとうちの場合専門なのですが、だからこそ今回はこどもの行動に任せましょう。

今回の教室では、作りやすいように、厚紙に切り取り線が印刷されたもので作りました。

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今回の教室では工作の前に、広島商船高等専門学校の先生による公演がありました。
内容は、船はどうやって自分の位置を確認するかというものです。
以前はもちろんみなさんもお分かりのように、太陽や、星の位置で確認していました。
そのための道具の進化の話も面白かったです。
しかし進化した道具でも、測定と計算を行なって、結果を出すのに1時間程度かかるんだそうです。
しかも、太陽や星は天気が悪いと見えませんし、星の高度の基準になる水平線も、真夜中では見えなくなります。
で、現在では何を使うかというと、星は星でも人工衛星。
GPSを使っているといわけです。
これなら瞬時に自分の位置がわかりますよね。
簡単な話でしたが結構面白かったです。

で、続いて工作に入るのですが、実はこの教室で使うテキストはいっぱいあるんです。

全部で40個以上あるかもしれません。
しかしその中から、この三原の教室で行うのは3つだけです。
あとは家庭学習で好きなのをやるというシステムです。

今回うちの子は、塩の結晶を作るのと、発泡スチロールを粉状にして静電気を確認するのをやって、レポートにまとめて提出しました。
それと、レポートにはまとめなかったものの、ピンホールカメラに一番興味があったようで、今回行うのがわかってはいましたが、事前にピンホールカメラを作りました。

ですので、このテキストでのピンホールカメラづくりは、もうお手の物です。


と、言ってる間にできてしまいましたね。
ピンホールの周りから光が入りやすいので、テキストでは辺の部分に黒いビニールテープを貼るようになっていましたが、今回の教室では用意されていませんでした。
覗いてみると案の定、角のあたりから光が漏れていますね。

仕方がありませんので、角を覆うようにもう一枚紙を貼りました。
これでカブリはなくなりましたね。
カメラにとってカブリは大敵です。必ず対策が必要です。

ではできたピンホールカメラを覗いてみましょうか。

うん、よく見えるみたいですね。

ちなみに私がこれを覗くと、目からスクリーンまでの距離が短すぎてピンぼけに見えます。

そして講師の先生が段ボール箱で作ったピンホールカメラを持ってきていて、ギネスブックに世界一大きいピンホールカメラの記録がないから、もしかしたらこれが世界最大かもしれないといって、子供らに見せていました。
が、しかし、ピンホールカメラの始まりは、暗くした部屋の壁に外の風景が映ったのを見つけたのが始まりです。
だからその時点で部屋ぐらい大きいピンホールカメラがあったわけです。
残念ながら先生のカメラはギネスブックには載りません。

という感じで楽しく過ごした宇宙の学校も終わりましたので、ついてと言っては何ですが、宇根山天文台にちょびっとだけ行って来ました。

普段は入場料が必要ですが、今日は宇宙の学校参加者は無料だそうで。
しかし昼間の天文台ですることと言ったら殆どありませんね。
一応ここには小さいプラネタリウムがありますのでそれを見せてもらって、
そして一応望遠鏡のところまで行ったのですが、

当然今は何も見えません。

また日を改めて観望に来ましょうか。