明日は明日の風が吹く

妻は時々車で出張に出かけることがあります。
年末年始もそうなる可能性があるのですが、そこで心配になってくるのはタイヤです。
いつ雪が降ってチェーン規制がかかるかわかりません。
それに一般道でも積雪があるとノーマルタイヤでは危険ですね。
向島周辺であればスタッドレスを履かせる必要もないのですが、高速に乗ってどこかに行くとなると話は別です。
と言うことで妻のグランセニックのタイヤを交換しましょう。

ホイールは10月に用意して、タイヤを組み込んでおきました。

[1回]

グランセニックの標準ホイールは、センターキャップが付いていて、そのセンターキャップは専用工具で外すようになっています。

ちなみにホイールのサイズは、6.5j 16 +49 100 4穴。

そしてヨーロッパ車の場合、ホイールを留めているのは、ホイールナットでなく、ホイールボルトなんです。
ですので外すと、

こうなって、ボルトが出てきていません。
これは実は結構不便でして、ホイールボルトを挿す時に穴位置を合わせないといけないわけです。
その場合でもハブとホイールのセンターのサイズが同じなら、タイヤを回転させるだけで合わせることが出来るんですが、今回のようにセンターのサイズが違う場合はタイヤを持ち上げるなどして位置を合わせないといけなくなるんです。

その対策も含めてサイズを合わせるハブリングを着けようかとも思っていたんですが、外れなくなっても嫌なので今回は使わないことにしました。

では、せっかくタイヤを外しましたので、ついでに各部をチェックしておきましょうか。


ブッシュやブレーキホースやダンパーや、


もちろんブレーキパッドの減り具合も。


フロント周りでは、ドライブシャフトのブーツが破れてないかなども見ておくといいですね。

では、スタッドレスをはめましょう。


先程も書きましたように、ハブセンターの大きさが違いますので、雑にボルトを締めてしまうとセンターがズレてじまうこともあります。
ですので今回は丁寧に、均一にトルクを掛けて締めていきます。

まずは上の写真のように手で締められるところまで締めます。


そしたら次にトルクレンチを使って、均一に締めていきます。
まずは少し緩めのトルクで。

全部のボルトが同じトルクで締まったら、今度は規定値のトルクで締めていきましょう。

キッチリ全部同じトルクで締めれば、ホイールのセンターもちゃんと合っていることでしょう。

で、こういう作業を始めていつも思うことなんですが、

何故かいつも革靴の時に作業をしてしまいます。

それはそれとして、調子よく作業を進めていたんですが、何故か急になめたような感触がありました。
やばいかも！
もしかしてトルクかけ過ぎ？
ホイールボルトがなめたかな？

と思って、工具の様子をよく観察していますと、

うーん、エクステンションがきれいに45度ほど歪んでいますね。

やっぱり安価な工具はこうなりますか。
と言うより、ホイールボルトを締めるのに、3/8規格では小さ過ぎましたか。
1/2規格の工具じゃないといけませんでしたね。

とか何とかで一応作業も終了して、

グランセニックにもスタッドレスが着きました。
これでチェーン規制も走行可能ですね。


ホイールも安く買った割には良い感じじゃないですか？
ノーマルのスポークの時より、車全体が少しズングリしたように見えるのは気のせいでしょうか。