明日は明日の風が吹く

先日から持ち歩きカメラとして、シグマDP1sを復活させる計画を進行中です。
私は基本的にデジカメでの撮影はJPGでしか行いません。
RAWの方がキレイになるということは分かってはいるものの、いちいちソフトを使って調整するなんて面倒なわけです。
そんなこともあって、DP1sでもJPGでしか撮っていなかったんですが、他のサイトなどでインプレッションなどを見るにつけ、どうもDPシリーズというのはRAWで撮らないと、その性能の多くをスポイルしてしまう感じがしてきました。
と言うことで、今さらながら、RAWで撮って現像ソフトで処理した画像と、JPGで撮った画像を比較してみたいと思います。

こちらはJPG撮影。

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元々沈んだような発色をする傾向がありることは、3日の記事でも書きました通りですので、コントラストを+4、彩度を+8にして撮影しています。
これによって発色はまあまあ良い感じになってきています。

ではほぼ同じ撮影条件で、RAWで撮って現像処理したものと比べてみましょう。

こちらがRAWです。
発色はほぼ同じようなレベルかと思いますが、大きな違いがあります。
歩行者用信号の側面にラベルがあると思いますが、
そのラベルに文字があることがRAWでは確認できますが、JPGでは白飛びして文字が確認できませんね。

その顕著な例がこちら、

JPGでは、黄色い筒が白飛びしていますね。

しかし実際にはここにも色情報はあって、RAWでは

このようにちゃんと再現されます。

どちらがきれいかというと、やっぱり色があった方がいいと思います。

白飛びが目立たない条件ではどうでしょうか。

こちらがJPG。

そしてこちらが

RAWです。
これだとほとんだ変わりませんね。

ハイライトの白飛び以外はJPGで十分なんですけどね。

他のシチュエーションではどうでしょうか。

こちらはJPG。


こちらはRAWです。

緑の発色はRAWで処理した方がきれいですね。

室内ではどうでしょうか。

こちらがJPG。


こちらがRAW。
ほとんど変わりないですね。

こうしてみると、DP1sのJPGは、概ね使えなくはないけれど、とっても白飛びしやすいということと、緑系の発色がもう少しといった所でしょうか。

で、RAW現像するならということで、ついでにもう少しいじってみると、

こんな風にも仕上げることができますので、RAW現像は普通に処理する以上の効果も期待できますね。

となるとやっぱり、DP1sではRAW撮影が基本ということになりますか。
現像処理が面倒でないならそれがいいのでしょうね。

この傾向はDP2xでも同じなのでしょうか。
JPGでも解像度はRAWと変わらない感じはしますから、発色のためだけにRAW撮影しなければいけないのは少し頂けない気がします。

でも待ってくださいよ。
なんでそもそもカメラの方の処理エンジンで、ちゃんと発色できるように処理できてないんでしょうね。
RAW現像でちゃんと発色するのなら、カメラの処理エンジンがそれに近いぐらいのチューニングができていてもいいはずだと思うんですが。

JPGで綺麗に撮れることを期待する方がいけないのか？
DP2xのJPGはどうなのか？
やっぱFinePix X100か？