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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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またしても持ち歩きカメラの話ですが、お付き合いいただければ幸いです。
もしかするとこの話題は永遠のテーマなのかもしれません。
そんな中で17日の記事には色々と参考になるコメントを頂きまして、フィルムカメラでもミノルチナSよりもコンパクトなものにすれば、持ち歩きはずっと楽になるということに気付きました。
まぁ当たり前の話なんですが…
DSC03571.jpg
でもなんでそういった選択肢に気付かなかったのかといいますと、私が趣味で使っているフィルムコンパクトといえば、ミノルチナSフジカコンパクトSフジカ35-SEリコーマチック35フォクトレンダービトマチックIIb、など。
実はこれらのカメラには共通の仕様がありまして、それは何かといいますと、機械式でしかも露出計がセレン。ですので電池を一切使わない。
そして連動距離計が付いている。

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そうなんですね、露出もカンで写せばいいし、ピントも目測でいいじゃないかと思われる方も多いでしょう。
それに電池を使った方が露出も正確に決まっています。
もちろんカンに頼った撮影は不可能ではないのですが、私としてはキッチリピントも合わせたいし、明るさも客観的に測りたい。
それに電池を使わないなんてなんて素晴らしいと思うわけです。

だからそれらの条件に合わないカメラを選択肢に入れてなかったわけです。

ではここで一歩下がって周りを見渡してみましょうか。
コンパクトという条件に重点をおいて、ちょっと見回してみます。
ジャン亀さんから頂いた意見のローライ35もなかなかいいですね。
普段持って歩かなくても一台持っていてもいいカメラです。

ですが今手元にありません。

では身の回りにあるカメラでは、最初の写真のミノルタTC-1。
いいですね。
でもレンズが28mmです。ちょっと広すぎます。

384cef14.jpg
これはリコーGR1。
このカメラは素晴らしく良く写ります。
私の知るかぎり、このカメラより綺麗に写るコンパクトカメラは知りません。
しかもスリムです。
このカメラがあったからこそ今のGRDがあるんです。

しかしこのカメラも28mm。
とても好きなカメラなのでこれもいいなと思うんですが、やっぱりボケを楽しめるカメラじゃないですね。

このGR1の前に発売されてそのスタイルの良さが評判になったこちら、
DSC03583.jpg
R1。
これもちょっと広めの30mm。
あと一歩ですね。

このシリーズが出たついでに、ちょっとレアなこちらなど、
d5184836.jpg
MF-1です。
このカメラはとっても楽しいカメラで、オートフォーカスに加えて、目測ですがマニュアルフォーカスも出来ます。
そしてプログラムAEに加えて、簡単な絞り優先オートも出来ます。
しかもホットシュー付き。
これで画質が良ければ言うことないのですが、実は結構廉価なカメラで、写りはそんなにいいとは言えません。
焦点距離は30mmで、開放F値は3.9です。
これならシグマDP1sの方がいいです。

あ、ちなみにフードとフィルターは純正オプション品です。
そんなものまでこの廉価で妙なカメラに用意されていたのは、まじめに遊びたかったのか、それともウケ狙いなのかどちらかでしょうね。

では話を戻して、コンパクトといって思い浮かべるのはやはりこれでしょう、
DSC03575.jpg
ミノックス。
コンパクトでカッコイイですね。
しかも焦点距離が35mmですから、ここもいい感じ。
ただしピントは目測なので、開放での撮影はちょっと不安。
それと、コンデジのマクロ機能に慣れた体には最短撮影距離が90cmというのが結構不便に感じます。
そかし、それを言い始めると銀塩コンパクトで選ぶ機種はなくなってくるかもしれません。

とは言え、そもそものきっかけがFlektogon35mmのように便利に楽しく写したいというのがありますので、できれば最短撮影距離はもう少し短くあって欲しいところです。

そして、ミノックスに似たカメラでこういうのがあります。
DSC03576.jpg
コンタックスTです。
このカメラは焦点距離が38mmで理想的。
しかも連動距離計が付いています。
これはほぼ理想に近いですね。
難点といえば、最短撮影距離が1m。
ちょっと長すぎ。
うーん。
でもいいですね。
これまででは一番の候補です。
電池もLR44を使ってますので困りませんし。

それともコンパクトの代名詞、
DSC03578.jpg
PENに戻ってみますか?
いやいや、これこそパンフォーカス。
ボケを楽しむことなんてできません。

さてさて改めて眺めてみると面白いですね。
今のところコンタックスTが一番理想に近いですね。
ちょっと使ってみて具合を見てみましょうか。
他では手元にはないのですが、オリンパスのXAとか。

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◎ お散歩カメラーその2

小生使用のフィルム・コンパクトは、フジ・カルディアミニ・ティアラ、オリンパスXA、コニカC35、ミノルタハイマチックF、ローライ35S、等など。選択の共通項は二つ、コンパクトで個性的なレンズ。どれも皆、個性的(予想外・越)な描写を示し驚かされます。ミノルチアは、肩がけストラップ必要としますので、準コンパクトと呼ぶべきでしょうか。あっ、コニカC35、ローライ35S、これらの35は、小さくても35mmフィルムフルサイズですよ!の意とか・・

勢理客館長 2012/01/20(Friday)21:37:04 Edit
◎ Re:お散歩カメラーその2

勢理客館長さん、コメント有り難うございます。
カルディアティアラもいいですね。あのカメラもすごくキレイに写りますよね。
しかもコンパクト。
私も好きなカメラの一つです。
ですがプログラムAEにまでなってしまうと、今回の意図から少し外れてしまうかも。

【2012/01/2102:03】
◎ スーパーフジノン

ティアラ取り付けの名レンズ、EBCスーパーフジノン28mmをライカL(+M)マウントに改造して、ミノルタCLEに取付けマニュアル使用で楽しんでおります。でもこれは少々大きく、コンパクトとは呼べませんが、写りには満足しております。

勢理客館長 2012/01/21(Saturday)09:55:52 Edit
◎ Re:スーパーフジノン

勢理客館長さん、ありがとうございます。
ティアラのレンズを改造しておられますか。
TC-1やGR1などの高級コンパクトが一世を風靡した頃、それらのレンズをLマウントにしたレンズが発売されましたね。
私もGR28mmが欲しいなぁと思っていたんですが、なかなかそれもかなわず、結局手に入れずじまいです。
キヤノン50mm,F0.95も欲しいのですが、なかなか買えるような値段のものはありませんね。

【2012/01/2112:35】
◎ Richo500Gシリーズ

電池は必要ですが、機械式、距離計連動、マニュアル撮影可能なら、Richo500G~GS~GXという3機種があります。しかもサイズはコニカC35並。少々チープな外観ですが、よく写ります。難点は、モルトの多用とモナカ構造で整備が少々悪いこと。実は、小生、中学生時代にGXに憧れ、高校にあがってすぐGSの半額処分品を購入しました。手元のカメラで唯一、中古でなく入手したものです。20年程前には、欧州へ連れて行きましたが、一眼レフを凌ぐ写りでした。今や、モルトはボロボロですが、あとは正常です。幸い、最近もう一台、ジャンク箱から回収しましたので、無理やり押し付けます。せいの様なら難無く整備出来る状態です。
ご迷惑でしょうが、お受け取り、お楽しみ下さい。

ジャン亀 2012/01/21(Saturday)13:25:57 Edit
◎ Re:Richo500Gシリーズ

ジャン亀さん、コメント有難うございます。
なんか、字が黒くなってますね。なんでかな?
リコー500Gシリーズ、いいですね。
ハイマチックFや、コニカC35ほどデザインはスッキリしてはいませんが、シャッターも機械式で、マニュアルでの露出設定も出来るのは、なかなか面白いですね。
で、そのジャンク品を頂けるということでしょうか?
それななんか申し訳ないような気もしますが、せっかく託してくださるのであれば、楽しくレストアさせていただきたいと思います。
ありがとうございます。

【2012/01/2116:25】
◎ Ricohでした

携帯から投稿したので、変なことになってしまい、申し訳ございません。リコーもリチョーになってました。慣れないことはするものではありませんね。
とにかく、すでに発送しましたので、返品不可でお願いします。
撮影してのチェックをしていませんので、コンディションは判りませんが、40mm/F2.8のレンズはGRレンズの源流という話もあるようです。

ジャン亀 2012/01/21(Saturday)20:52:20 Edit
◎ Re:Ricohでした

ジャン亀さん、引き続き有り難うございます。
いえいえ、謝らないでください。ブログのプログラムのどこかがおかしいのだと思いますので。
GRレンズの源流は、私の場合リコーマチック35で感じたことがあります。
だとすると、リコーはずっと同じ方向性で高画質を追求してきたのかもしれませんね。
そんなことを考えてしまうのも、GRレンズが素晴らしいからでしょうね。

【2012/01/2207:51】
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