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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



持ち歩きカメラの思案も、シリーズとなってしまいそうな勢いで連日記事を書いております。
その一連の話の中で、きれいに写るカメラが欲しいと思うことは書きました。
が、今までどんなカメラを持ち歩いていたかという前提の話が抜けていました。
実は普段常に持ち歩いているのは、中古のデジカメ達です。
これらはお客さんが新しいデジカメを買った時、もう要らないと言って置いていったものです。
お客さんとしても、要らないと言うくらいですから、まぁ中古としても殆ど値がつかないようなものばかりなんです。
そんなコンデジの中でここ一年ほど使っているのは、
IMG_6605.jpg
フジのFinePix Z3です。
なんでこれを使っているかといいますと、

何と言っても小さくて平べったくて携帯しやすい。、そして意外とよく写るから。
ここ1年ほどのこのブログの写真は、殆どこのZ3で撮っています。
上着のポケットはもちろんですが、ズボンのポケットにも入れておけます。

で、その写りはと言いますと、
DSCF0180.jpg
例えばこんな感じで、ブログ用には十分な性能を発揮してくれます。
さすがフジノンレンズ。

しかしですね、いい時はいいのですが、やっぱり比べると面白く無い所が多いのです。
最近思い立って持ち歩いているシグマDP1sと比べてみますと、
DSCF0061.jpg
このようなマクロ撮影では大いにアドバンテージがあるものの、
ボケを活かした撮り方となると、まったくもって向いていません。

例えばこういう写真など、
DSCF0172.jpg
これは雨の早朝に、車のフロントウィンドーについた雨粒を入れて風景を写したものです。
こちらはFinePix Z3での撮影。

そしてこちらは
SDIM0563.jpg
シグマDP1sでの撮影。
雨粒のボケ方がまるで違いますね。

条件としてはどちらもISO400程度。
絞りはどちらも開放になっていて、Z3の方がF3.5、DP1sの方がF4です。
焦点距離は35mm換算で、Z3が36mm、DP1sが28mm。
この条件だけ見ればZ3の方がボケるように思えますが、大きな違いは撮像素子ですね。
その大きさは、Z3で、おそらく5.9mm×4.4mmほど、DP1sで20.7mm×13.8mm。
面積で言うと、Z3が25.96平方ミリメートル。DP1sが285.66平方ミリメートル。
実に11倍も違うのです。

その時の被写界深度をわかりやすく示しますと、
DSCF0187.jpg
例えばDP1sの最短撮影距離の30cm先(青矢印)にピントを合わせた場合、
撮像素子の小さなZ3は、レンズの焦点距離が36mm, F値を4とすると、黄矢印の範囲になります。
そして撮像素子がAPS-CのDP1sの場合は、28mm,F4ですので、赤矢印の範囲になるんです。
つまりこの範囲から外れるものはボケてくる。
言い換えればDP1sの方がボケがよく効くというわけです。

ちなみに、撮像素子がフルサイズの36mm×24mmのカメラにFlektogon35mmを付けて絞りをF2.8で計算した場合はピントがあう範囲が白矢印の範囲しかなく、とても良くボケるということになります。

それを踏まえて撮影データーで比較してみましょう。
まずはFinePix Z3。
be1ab7bc.jpg
ピントはカメラの「minolta」のロゴの「m」に合わせるつもりで撮影しています。
なんと言いいましょうか。
被写界深度が深く、よくできた写真です。
一般的に好まれる写真ですね。

ではシグマDP1sでは、
SDIM0590.jpg
28mmですので広く写ってますが、ボケ具合は明らかに違いますね。
赤いミニカーの一番手前部分では明らかにボケています。
奥のキーボードの描写も違いますね。

では真打、α900+Flektogon35mm。絞りは開放のF2.4です。
DSC03593.jpg
上の2点とは全く違う表現になっています。
とてもじゃないけど、Z3ではこんなボケは出せません。

もっとも、フォトショップなどを使えば、Z3の写真でも、
DSCF0191-2.jpg
こんな風にして遊ぶことも出来るんですが。

と言うことで、きれいに写る小さいカメラを探している理由がお分かり頂けましたでしょうか。
まぁ、「きれい」という言葉の定義は人それぞれですが…

こう考えると、銀塩カメラのフルサイズというのはたとえコンパクトカメラであっても大きなアドバンテージになり得ますね。
しかし難点は最短撮影距離が長いということ。

ではデジカメとなると、APS-Cほどの撮像素子であるDP2xであれば、Flektogon35mmと同じくらいの被写界深度になりますね。
そしてちょっと気になるオリンパスXZ-1でも、焦点距離を40mm程度にすれば、そのレンズの明るさにより、撮像素子の小ささをかなりカバーできそうです。

さてさて…

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※Ver.1では今後更新されません。
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