明日は明日の風が吹く

1日の記事で、オリンパスXAで撮影してみたものの、ちょっと思っていた程でもなかったという話をお伝えしましたが、もしかすると本来の性能を発揮できていないのではないかと勝手に思い込み、レンズをオーバーホールしてみることにしました。
まずはその第一弾としてシャッターをバラすところまでをお伝えしましたが、続きはまた後ほど。
ところで今回は、そのXAの廉価版という位置づけになるのでしょうか、オリンパスXA2での撮影結果をお伝えしたいと思います。
XA2はモルトの貼替えなども行いましたので、光線漏れがないかなどのテストも含んでの撮影です。

XA2は、XAの絞り優先オートと違ってプログラムAEですので、露出に関する操作は基本的にできません。

[1回]

しかもピント調整は、連動距離計もなく、3点ゾーンフォーカスとなっています。
よくある3点で、ミデアムショットと、フルショットと、遠景という切り替えです。
ですので、それが何メートルのことを指しているのかよくわかりません。
調べてみると、0.9ｍ-1.8ｍ、1.2m-∞、6.3ｍ-∞、という切り替えのようです。
普通の撮影なら、中距離に設定しておけばOKですね。

最初の写真ですが、店の中のショーウインドーを写してみました。
ピントは近景にセットして、多分1mくらい離れればいいのだろうと思って撮ってみました。
室内でフラッシュ無しですので、絞りはおそらく開放でしょう。
撮影条件としては厳しい環境ですが、予想に反してまぁまぁいいんじゃないですか？

真ん中少し奥のブラックのコンタックスのボディの「CONTAX」という白文字のエンブレムの部分はピントが来てピリッとしてますね。


でもやっぱりゾーンフォーカスは苦手です。
黄色のミニカーの列の一番手前辺りにピントが来ればと思っていたんですが、実際にはもっと後ろになってしまいました。

解像力は、まぁまぁでしょうか。
決して悪く無いです。


こちらは多分、結構絞った状態で撮影されていると思います。
XA2のレンズはDズイコー35mm、F3.5。
XAのレンズよりも性能は落ちるはずですが、こっちのほうがよく写るイメージです。
やっぱりうちのXAは本来の性能を発揮できていないのでしょう。


これはいいですね。
犬の毛の感じがよく再現されています。
ピントも近距離の設定でちょうどいい位置だったようです。


少し向きを変えて、車を撮ってみました。

ピント合わせはゾーンフォーカスで正確には合わせにくいですが、その分大雑把な合わせ方で行けますね。
露出調整もプロクラムですのでこちらで設定する必要もないし、撮影したフィルムを見ても、よく露出は合っています。
お手軽な散歩カメラとしてはいいかもしれませんね。