6日の記事で少し書きましたが、コンタフレックスSのレンズを外した時、シャッタースピードの連携レバーが左にいっぱい回ってしまうと動かなくなるということへの対応をしましょう。
そのためにはヘリコイドを外さないといけません。
そのヘリコイドを外す前に、
こんな感じでマーキングしておくことをお勧めします。
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何でかと言いますと、ヘリコイドをバラしてまた組む時に同じ位置になるようにすれば、その後のピント調整がやりやすくなるからです。
ヘリコイドのネジ溝は1本でないことが多いですので、はまる位置がズレると、場合によってはピントが上手く合わなくなったりしますので。
それとこのカメラのヘリコイドは見て分かると思いますが、2重になっています。
ですので内と外のヘリコイドの位置もズレないようにマーキングしておいた方がいいです。
ではヘリコイドを外します。
ピントリングの横にある4本のマイナスイモネジを緩めれば、ヘリコイドは自由に回るようになりますので外せます。
では真ん中に見えている黒い樹脂のプレートを起こします。
しかしこのプレートには、シンクロ用の配線と露出計のスイッチの配線がつながっていますのでそのままでは完全に外すことはできません。
ですが、シャッタースピード連携用のレバーを直す程度なら少し起こすだけでいいでしょう。
こちらが少し起こした状態。
赤矢印が起こした黒い樹脂プレート。
これを見ると分かると思いますが。緑矢印の部品が回り過ぎて、青矢印のピンが下に落ち込んでいます。
このための緑矢印の部品が回らなくなってしまっているわけです。
この青矢印のピンを外周方向に持ち上げて、緑矢印の部品を回して、段がついた部分にピンを掛けましょう。
はい、これでOK。
ではまたピンが外れてしまわないように気をつけながら、黒いプレートとヘリコイドを戻し、
レンズユニットを取り付けましょう。
そしたらシャッターをバルブに設定してレリーズを取り付けて、ピント調整をしましょうか。
あれ?
バルブにならないですよ。
どうしましたか?
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