明日は明日の風が吹く

今回の横浜行きでは、宿泊先がCP+の会場から離れていて不便でして、安かったからといっても目的に合わせたところに泊まるのが良かったなと、当たり前のことを今更ながらに考えるのでありました。
ま、それはそれとして、今回のCP+で気になったものをご紹介いたしましょう。

まずはこちら。

[1回]

これはソニーのRX1。
ちょっと高そうな高級コンパクトに見えますが、そんなものではなく、かなり高価な高級コンパクトです。
ソニーストアで248000円。
2万4千8百円じゃないですよ、24万8千円です。
なんでこれが高いかというと、まず撮像素子が35mmフルサイズであること。
レンズがカールツアイスの35mm F2が付いていること。
はい、妥当な値段です。

しかしレンズが単焦点の固定というのは仕事に使うには難しいです。
そうでなく、趣味のカメラとしたら最高の1台でしょう。
が、それには値段が高すぎます。

で、このカメラを実際に触ってみますと、結構持ちやすいですね。
ボディサイドのアールもいい感じです。
展示品には液晶ビューファインダーが付けられていましたが、これはあった方がいいですね。
ファインダーの解像度もいいですし、動きへの追随も許容範囲でしょうか。
このカメラで背面液晶を見ながらの撮影というのもカッコ悪い気がします。

ブースの担当者が言うには、他のフルサイズ機(ここではα99)に比べて、写りは遜色ない、というよりむしろこっちの方がいいという話です。
現行のソニー製デジカメで最も綺麗に写るカメラということになりますか。
というのも、このカメラはレンズが固定ですので、このレンズの特性に合わせたチューニングがされているのが大きな要因でしょう。

うーん、やっぱ1台欲しい。
最強の散歩カメラに成り得ます。
ただこのカメラで一つ面白く無いと思ったのが、

矢印の部分。
通常モードとマクロモードを切り替えるようになっているんですね。
スイッチ操作で切り替える方式じゃないのは好感が持てますが、最短撮影距離の20cmから∞まで、フルレンジで動いてくれないものかと思ってしまいます。
まぁ、使っていて困るということもないのでしょうけど。

ソニーでもうひとつ気になったのがこちら。

NEX VG-900。
ほぼプロ向けのビデオカメラなんですが、名前から想像できるとおり、このビデオ、Eマウントでレンズ交換ができるようになっているんですね。
しかも撮像素子は35mmフルサイズ。
Eマウントなのにフルサイズ？
と、疑問に思われる方も多いでしょうが、このビデオには専用のAマウントアダプタが用意されていて、フルサイズ用Aマウントレンズが、本来の画角で使えるようになっているんです。

そこで誰もが思うことですが、このシステムを、ハンディーカムでなく、アルファ NEXシリーズに移植されないだろうかということです。
ですので担当の方にストレートに質問してみたんです。
その答えは、
………
無言でした。

やはり機種名はNEX9でしょうかね。

そしてもう一つ、ソニー関係ネタ。
と言っても直接ではないんですが、

こちらはハッセルブラッドのLunarというカメラです。
このカメラのトピックはデザインだけではあるんですが。
というのも、中身はソニーのNEX7なんですね。
でもこのデザインはなかなかいいですね。

グリップやボディーカラーのバリエーションはいくつか用意されていて、それぞれなかなか品があっていい感じです。
レンズはもちろんカールツアイスですので、このレンズをNEXに流用する方が面白いのかもしれません。

とは言えデザインとブランドのためだけに50万という金額の価値が有るのかどうか。
なんとなくSEAGULL DF5000と同じようなイメージを持ってしまうのは自分だけでしょうか。

他にもまだまだご紹介したい内容はありますが、続きはまた今度。