忍者ブログ

尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 

これまで当ブログでは日食観察方法として、日食グラスと、双眼鏡での太陽投影法を紹介しました。
もっとも手軽な日食グラスは、当店でも完売となりまして、メーカー在庫も無しです。

そこで、他に日食を観察するいい方法はないかなと思っていろいろ探してたんですが、前にも紹介しました国立天文台の特集ページにいい情報がありました。
日食を観察するのに、「やってはいけないこと」と言うところに、「フィルムの切れ端を使う」というのがあります。
が、その下に、(※2)とあります。
その※2を見てみると、
「※2 専門家によって、銀塩の白黒フィルムを適切に露光・現像して作られたネガは、日食観察に用いることができます。」
と、書いてあるじゃないですか。
これこれ。

ということですが、白黒フィルムなんてうちにも在庫がありません。
で、いろいろひっくり返していたら。
DSCF0850.jpg
ありました。
これを使いましょう。

==========================
このブログもVer.2へ
新記事チェックは下記へ
明日は明日の風が吹く Ver.2

※Ver.1では今後更新されません。
==========================

拍手[0回]

これは今は昔、「写ルンです」の白黒です。
フィルムには、C-41処理の白黒ではなく、本物の白黒フィルム、ネオパンが使われています。
ですからミニラボ機での現像はできず、そのせいもあって、ほとんど普及しなかったものです。
ですから当店でも
DSCF0849.jpg
10年以上前に期限が切れたままの長期在庫です。
だから今回のような使い方にはおあつらえ向きです。

と言うことで、これに使われているフィルムをカブらせて現像すれば、日食グラスとて使えますね。
その関連の情報をググって見ると、フィルム一枚だけでは遮光性能が足りないようで、2枚重ねで行けばいいようです。
なので、日食グラスを作る時には2枚重ねで作りましょう。

では早速写るんですからフィルムを取り出してみましょう。
DSCF0853.jpg
本体はこんな感じ、パッケージが違うだけで、カラーの写ルンですと同じです。

そしたら全部空写しして、フィルもを取り出します。
DSCF0856.jpg
パトローネはこんな柄です。

この中のフィルムを全部引っ張り出して、カブらせて、
DSCF0854.jpg
そしたら現像しましょう。
ダークレスでやってみようかとも思ったのですが、日食までに納品が間に合わないようなので、現像所に出しましょうか。

なんだか、日食観察の話と言うより、写ルンです白黒の紹介のようになってしまいましたが、今回はここまで、次回は現像のあがったフィルムを使って、日食グラス作りの実践を送りする予定です。

そうそう、この方法を応用して、120の白黒フィルムを使えば、カメラ用の日食フィルターも作れるかも。

日食まであと8日。

PR

 
◎ Post your Comment
Name
Title
E-mail  ※アドレスは公開されません
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
◎ この記事へのトラックバック
Trackback URL
◎ カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
◎ Facebook
◎ せいのカメラ店HP
◎ ブログ内検索
◎ 最新CM
[05/29 ストウ]
[05/09 alubauten]
[05/07 alubauten]
[05/06 alubauten]
[03/23 ha-hi]
◎ プロフィール
HN:
清野浩也
性別:
男性
自己紹介:
せいのカメラ店
◎ ハルサーエイカー
ハルサーエイカー
◎ 琉神マブヤー

Script: Ninja Blog 
Design by: タイムカプセル
忍者ブログ 
[PR]