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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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デジカメというのは、次から次へと新機種が出てきて、新商品としての価値は約半年程度のような気がします。
デジタル技術はまさに日々進歩していますので、新技術を早く市場に投入することが、メーカーに求められることであるのは分かります。
ですけどまるで使い捨てのごとく先の商品が消えていくというのも、なにか心を貧しくしていっているような気もしてきます。
カメラを売っている私がこんなことを言うべきではないのかもしれませんが、ものを買うからには、所有することに満足できるものをお勧めしたいと常々思っております。
しかしそんなデジカメの中にも、時が経っても色褪せない名機というのは極々たまに存在します。
まさに、買ってよかった、売ってよかったと思えるカメラ。
その一つがこれでしょう。

2003年、京セラから発売された、コンタックスTVSデジタル。
実に10年前のデジカメです。

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拍手[4回]

このカメラのナニがいいかといいますと、
やはり発色でしょう。
撮影した画像はパソコンで色々と手を加えることが出来るとはいえ、ベースになるデーターの出来が良くなければいいものにはなりませんし、出来れば加工なしで綺麗な写真になって欲しいもの。
その点において、このTVSデジタルは、素晴らしい性能を発揮してくれるという話。

すいません、実は私も今まで実機に触ったことがありませんので…
実際、今でもこのカメラの人気は衰えず、ネットオークションでも2万円前後の値が付いています。
まぁ、発売当時の価格が128000円というのもあるのでしょうが、10年も経ったデジカメの値段としては異例です。

500万画素という画素数は、今となってはトイデジレベルではありますが、カメラは画素数じゃないということを教えてくれるカメラであることでしょう。
そしてレンズはもちろんカールツアイスT*。
バリオゾナー7.3-21.9mm。35mm換算で35-105mmは、これもやはり今となってはロースペックに見えるものの、その描写力は今でも十分通用するはずです。

能書きはそのくらいにして、今回のこのカメラ、
ジャンク品を個人的に買って来ました。

ですので値段は格安なんですが、ちゃんと動きません。

一応バッテリーも入っていましたが、

全く充電出来ません。
ですのでバッテリーは互換品でも仕入れてみましょうか。

まぁ、全く動かないわけでも無さそうですので、うまく行けば使えるようになるはず。
レストアの様子は今後お伝えするとして、
他の機種とちょっとだけ見比べてみましょうか。

TVSデジタルの発売から2年後に発売された、リコーGRデジタルと並べてみましょう。

はい、明らかに厚みが違います。
前面投影面積はほぼ同じですが、TVSデジタルは分厚いですね。
実際このカメラを見た印象は、デカイというものでした。

今時こんなに厚みのあるコンパクトデジカメは見当たりませんよね。
まぁ、逆に言ってしまえば、カメラらしいとも言えるかも。

では本家、フィルムカメラのTVSと比べてみますと、

この写真ではあまり差がないように感じますが、TVSデジタルの方がひと回り小さく、明らかにコンパクトです。
ただ、TVSの方がもう少し高級感があるようにも感じます。

さて、このジャンクなTVSデジタル、果たしてちゃんと使えるようになってくれるんでしょうか。

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