明日は明日の風が吹く

ペンタックスには面白いオプション品があります。
それはGPSユニットなんですが、これを使った機能が面白いんです。
そのことは2011年にこのブログで紹介しているものの、なかなか自分で使うということになっておりませんでした。
しかもこのユニットに対応したカメラさえ持っていませんでしたので、まずカメラの購入からとなるわけです。
それでやっと去年の11月にカメラは手に入れることができたものの、肝心のGPSユニットがまだありませんせした。

という妙な前置きを経まして、この度めでたくO-GPS1を入手したのでありました。

[2回]

で、それがどうしたという話なんですが、
このGPSユニットには、星を追いかける「アストロトレーサー」という機能があるんですね。
GPSの位置情報と、カメラの手ブレ補正機能を使って、赤道儀のような働きをさせるんです。
そうすれば星の長時間露光で星が流れずに撮影できるというわけです。

モータードライブの赤道儀を持っておられる方にはどうでもいい話でしょうが、
この赤道儀って、けっこう値が張るんですよね。
そう考えると、このGPDユニットはかなりリーズナブルなわけです。

では早速使ってみます。

まずはO-GPS1のスイッチを入れてと、


そしたら撮影モードをMにして、シャッタースピードをバルブにします。


そうすれば、「アストロトレーサー」という機能が使えるようになりますので、
あとはシャッタを押せばいいのかな？

と言うことで試しに1分だけ露光したものがこちら。

まあまあいいですか？
拡大してみますと、

あれ、
ちょっとブレてますが…
この機能って、こんなもん？
なんかちょっとガッカリ？

そんなはずないと思うんですが。

では向きを変えてもう一回。

ん？


同じく1分の露光なのですが、更にひどい。
そんなバカな。
多分なんかおかしいはず。

と、なって、初めて取説を見てみようという気になるわけです。

するとですね、
どうやら使う前にキャリブレーションしないといけないらしいです。

はは、先の写真を見たら分かりますが、ちゃんとメニューにキャリブレーションがありますね。
しかも、もうちょっと取説を読み進めますと、
アストロトレーサーを使うには、もっと正確なキャリブレーションが必要なんだとか。

はいはい、ホントじゃ。
アストロトレーサーのメニューに「精密キャリブレーション」というのがありますよ。
こういうのを全くやらずに撮影するから変なことになるんですね。

と、思ってるんですが、ホントは故障？

一抹の不安はあるものの、もう一回撮影して確認してみましょう。
今度は月のない夜に行きますか。
しかしもうすでに夜は寒いんですが…