露出計周りがかろうじて確認できる画像がありましたので、この画像を元に、オリンパス・トリップ35の露出制御の復習をしてみます。
ギリギリ何とか確認できそうです。
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まず矢印のAですが、ここの二つのネジを緩めると、その間にある真鍮の円盤が回転できるようになります。
これで露出計の0点調整を行います。
試写でオーバーに写った時、最初ここの調整が甘いのかと思って。ちょっといじってみましたが、オーバーが直るぐらい回転させると、アンダー警告が出なくなってしまうので、こりゃ違うなと思った次第です。
で、露出計の針が、矢印Bです。
光が強くなる程向かって左へ、暗くなる程右側に寄って行きます。
そして、矢印Cが、シャッタースピード決定用のプレート。矢印Dが、絞り決定用のプレートです。
これら2枚のプレートは、シャッターを押すことで、上にせり上がってきます。
Cのプレートの上端が右と左で高さが違うのがお分かりでしょうか。
これは、露出計の針の位置によって、どこまでせり上がるかを決めています。
つまり、露出計の針が右寄りだとプレートは余り上がらず、1/30秒に設定され、左寄りになると、プレートはより上まであがる事になり、その時は1/250秒に設定されます。
また、この写真では、露出計の針が右いっぱいに寄っています。これは、撮影可能範囲を超えて暗い時の状態で、露出計の針はCのプレートの幅から外れてしまいます。
この時Cは、さらに上にあがる事になり、その動きに追随して矢印Fのアンダー警告プレートがファインダー内に上がると同時に、シャッターが切れなくなります。
次に矢印Dのプレートですが、右下がりに細かい階段状になっているのがお分かりでしょうか。
これも先程のCと同じような構造で、この場合は、露出計の針が右にあればある程、Dのプレートは上にあがり、それに連動して矢印Eが回転し、絞りは開かれることになります。
また、Dの階段は右下がりですが、Cの段差にあわせてもう一度高くなり、また右に下がっていきます。
つまり、1/30秒の時と、1/250秒の時で、それぞれ絞り制御がされているわけです。
つまりプログラムAEですね。
話が長くなりました。
で、改めて試写したものが次の写真です。
露出もいいようです。
ペン譲りという言い方が的を得ているかどうか分かりませんが、結構シャープです。
ツァイスとはまた違った感じですが、これもなかなか好感が持てますね。
シャッター切るだけで勝手にこれだけ写るんだから、そりゃぁ撮る方も楽しいでしょうよ。
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