19日の記事で、ミラーが戻ってこない不具合は解消できた感じのキャノンフレックスです。
しかし今度はシャッターを切っても時々ミラーが跳ね上がらないと言う症状が出て来ました。
また時々です。
さてどうしてなんでしょうか。
ずーっと考えて、もしかしたらここじゃないかなと思いました。
ここはカメラ底面の蓋を開けたところ。
ミラーの跳ね上げと、レンズの自動絞りのチャージをつかさどる部品の裏側です。
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ここの部品が緑矢印の方向に押される量と言うか、角度と言うかが、少し足りないのではないかと思ったわけです。
なので、赤矢印のカムを調整して、より奥まで押されるようにしてみました。
そしたらちゃんとミラーが上がるようになりました。
よかったよかった。
でも何でこうなったかと考えたんですが、多分前回の19日の記事で行った、ミラーの跳ね上げのスプリングを強くしたために、今度は跳ね上げのチャージに強い力が必要になったんじゃないでしょうか。
微妙に悪循環を感じます。
とはいえ、これでシャッターはミス無く切れるようになったと思います。
が、これで問題が全てクリアーになったわけではありません。
シャッタースピードを確認してみると、1/4秒と1/8秒が速いんです。
この調整はどうやらここで行うらしい。
この赤矢印の部分に調整シロがあって、ほんの少しですが、これで留まっているレバーの角度が変えられます。
ほんの少し調整ができるだけなんですが、このほんの少しの調整でスローのスピードが変わってきます。
微妙ですが調整が必要なところです。
で、これでシャッタースピードも多分全速ちゃんとなったと思います。
高速側は本当にちゃんとなってるのか良く分かりません。
まぁ、後は撮影して確認してみましょう。
それから、ついでにシャッター幕のテンションですが、
これは前にもお伝えしましたが、ここの赤矢印の部分で調整します。
私が調整してみた結果ですが、強くしない方がいい様です。
ちゃんと動作する程度で、なるべく緩めがお勧めです。
後残りは、メーターの動きがどうも悪いと言う話です。
セレンはちゃんとしているみたいですが、メーターの針を指で動かすと、端から端まで動くのですが、放すと途中で引っ掛かるところがあります。
で、ルーペを持ち出してえっと見ていたら、
分かりました。
これは金属疲労やら何やらで発生したのでしょう。
ほんの小さい目に見えないくらいの金属片がメーターのマグネットにくっ付いていて、コイルがそこを通る度に引っ掛かっていたんです。
なのでこの金属片を取り除いて、メーターは完調になりました。
ということで、キャノンフレックスRM、完成です。
では撮影に出かけましょう。
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