明日は明日の風が吹く

このブログのカウンターも間もなく30000になろうとしています。
これまで沢山のアクセスを頂きましてありがとうございます。
この度も「30000」を記念して、キリ番をゲットした方には記念品をお贈りしようと思っておりますので、どうぞキリ番を狙って下さい。
でも記念品を何にするか、まだ決めていません。
あまり期待せずにキリ番ゲットお願いします。

話は変わりまして今回もM42のカメラの話です。
7日の記事でチノンCE-3を紹介しましたが、今回はそれとは全く逆の存在と言ってもいいと思います。
CE-3がどのレンズでも使えるオート機であるのに対して、今回ご紹介するのは露出計もついていないフルマニュアル機です。

ペンタコンFMをご紹介しましょう。

[1回]

アメリカ国防総省ではありません。
うわさによるとペンタプリズム付きのコンタックスと言う意味らしいです。
本来ならコンタックスなんですけど、ドイツが東西に分かれたためにこんなことになったようです。

ではカメラの方を見てみましょう。

なかなかコンパクトでカッコいいです。
ペンタ部も低くてスマートに見えます。
このカメラは1958年から1961年にかけて造られたようです。

軍艦部向かって右側は、

巻き戻しノブと、その根元に多分フィルム感度の覚えのためだと思われるダイヤルがあります。
その横にはフラッシュ用の接点があります。


こちらは向かって左側、つまりカメラの右側です。
巻上げノブと、その下同軸上にフィルムカウンターがあります。
その隣はシャッタースピードダイヤルとその表示部です。
シャッタースピードダイヤルの手前のカメラ背面にある低いピラミッド状のものは、シャッタースピードの低速と高速の切り替えスイッチです。
表示部の赤い数字が低速、黒い数字が高速です。


マウント内部には自動絞りのピンに対応したプッシュレバーがあります。
シャッターを切ると、

このようにミラーは上がりっぱなしになり、また巻き上げるとミラーが降りてきます。
オートリターンではありません。


フォーカシングスクリーンはスプリットイメージになっていますので、ピント合わせは楽です。
レンズをつけてのぞくと、

こんな感じです。
スプリット部の周りに黒い縁取りがあるのが特徴的です。


こちらはフィルム室。
この頃のコンタックスの例に漏れず、巻上げのスプールは取り外すことが出来ます。
そのおかげでよくなくしてしまいますが、このカメラもなくしてしまったようで、パトローネの芯で代用してあります。
シャッター幕はそれほど痛んでいる感じではありません。


このカメラの面白いところは、ミラーを糸で引っ張って下に降ろす構造になっている点です。
矢印のところで糸を留めて、裏に伸びていっています。
しかし、このカメラの糸は切れてしまっていて、巻上げと連動しなくなっています。

全体的にはガタが来ているものの、他の不具合は特にありませんので、とりあえずこの糸を直して使ってみたいと思います。

ということで、続きはまた今度。

それから、
今晩からバスに乗って横浜に行ってきます。
目的はCP+です。
夜行バスって乗ったこと無いんですが、ちゃんと寝れるんでしょうか。