明日は明日の風が吹く

コンタフレックスの記事は1月以来ですね。
今回は期限切迫のISO800のフィルムがあったので、もったいないので写しましょうかと思ったものの、手持ちのクラカメで800に対応したものとなるとミノルチナSか、コンタフレックスぐらいかなと思って、久しぶりにシロコンタ君ことコンタフレックス・スーパーBの登場です。
でもなかなか撮影のために外出と言うわけにも行きませんので、ここは最近気になっている被写体を写してみましょうか。

はい、皆さん予想通り、気になる被写体と言うのはこないだ家族に仲間入りしたケン君です。

[4回]

まだ三ヶ月と言うこともありますが、なかなかじっとしていてくれませんので、ピント合わせが大変です。
ですのでこの写真のように高い所に置いてやるとある程度じっとしてくれますので撮りやすくなります。
ほぼ最短撮影距離での撮影です。

今回使ったレンズはプロテッサー35mmです。

このカメラの魅力はやはりツアイスレンズです。
コンタフレックスは、レンズ交換が出来るのですが、一般的な一眼レフのレンズとは違って、レンズ前群のみを交換する仕様になっています。
ですのでどのレンズをつけてもヘリコイドは共通。
そうなるとどうなるかと言いますと、今回のような広角レンズをつけると、最短撮影距離が近くなるんです。
逆に望遠をつけると最短撮影距離は伸びてしまいますが。

最短撮影距離の短いレンズは使いやすいですね。
ですのでコンタフレックスに35mmを組み合わせるのは好きなパターンです。
が、レンズがでかいのが残念なところ。


かゆいんだよって感じですね。
最初の写真もそうですが、ピントの合ったところのピリッと感と、質感再現力は、さすがはツアイスの名レンズ、テッサーと言う感じです。

今回使ったフィルムはフジのヴィーナス800。
ISO800だと粒子が荒れるかなとも思ったんですがそうでもなく、なかなかいい写りですね。


これはちょっと前ピンになってしまいましたが、ピンの来た鉢植えの葉の再現はグーです。
ケンは鉢植えにイタズラしています。


何日かぶりに見た日の光です。
適度なコントラストがいい感じのフィルムですね。
高感度のフィルムはコントラストが高くなりがちですが、このフィルムはいい具合に階調再現してくれています。
でも右上が蹴られてますね。
もしかしてフードのケラレでしょうか。


アジサイもそろそろ見ごろになりそうです。
これで絞りは4から5.6あたりだと思います。
少し絞るとテッサーのよさが引き立ちますね。

クラカメには明るくないレンズも多いと思います。
露出計内臓でなければISO800も使いにくくは無いと思います。
クラカメに800、いかがでしょうか。