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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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前回の13日の記事でレオタックスfのシャッター幕の位置出しを行いましたので、後は調整などをして組み上げていきましょう。
まずはシャッタースピードの調整ですが、高速側はドラムのスプリングのテンションで調整します。
シャッタースピードの測定器がない場合は、他のカメラのシャッターの雰囲気と見比べたり、聞き比べたりして合わせましょう。
高速側の最低速度がこのカメラの場合1/25秒ですので、電子シャッターカメラの1/30秒と同じ位に合わせればいいでしょう。
そして、最高速度の1/1000秒でちゃんとシャッターが開いているようなら、大体OKと思います。
そしたらスロー側を合わせます。
f2aaabd6.jpg
スローの調整はダイヤルのフタを取って行います。

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拍手[4回]

センターに赤矢印のマイナスネジがあって、その周りに緑矢印のカニ目ネジがあります。
カニ目ネジの締め込み具合でスローを調整します。

もうちょっと詳しく書くと、
d43fe1d4.jpg
カニメネジを外した奥に、青矢印の四角い部品があり、この部品のせり出し具合でスローガバナーを制御するリンケージの動きを決めているのです。
ですので、この青矢印の部品の位置決めのために、緑矢印のカニ目ネジの締め込み具合を調整し、赤矢印のマイナスネジで固定すると言うわけです。

スローの調整は、1秒に設定して、ちょうど1秒になるように調整するのが簡単です。
その時、Tもちゃんと機能するか確認して下さい。

シャッター調整が終わったら、次はピントと距離計の調整をします。
そのために軍艦部と、マウントを組みましょう。

ピント調整はマウント部のシムで調整します。
シムは売っているものもありますし、なければ何かで代用してもいいでしょう。
ここではやり方は割愛します。

ピント調整が出来たらボディー周囲のカバーを取り付けましょう。
しかしここで少し注意が必要です。
DSCF8422.jpg
カバーのこの部分の板厚だけ薄くなっています。

DSCF8423.jpg
こちらとか、

DSCF8424.jpg
後ろ側とかは、最初の部分に比べて板厚が厚いのが分かると思います。

このカバーを締結するネジは5本ありますが、1本だけ短いのが有りますので、これを参考にして頂いて、板厚の薄いところに短いネジを使ってください。

それともうひとつ。
周囲のカバーを取り付ける時にはフィルム圧板も同時に組み込みます。
圧板は固定されておらず、板バネのテンションでフィルム面に押し付けられることで位置を維持する仕組みです。

ではまず矢印のように板バネを置いて、
DSCF8447.jpg

その上に圧板を置きます。
DSCF8448.jpg
この時、矢印のところにテーパーになっている側が来るように置いてください。
これは、カメラ底面からフィルムを装填する仕組みに対応するためです。

そしたら圧板を押さえながら周囲のカバーをはめていきましょう。
はまったら5本のマイナスネジで締結します。

これで本体は全て組みあがりました。
そしたら最後に距離計の調整です。
距離計の調整はファインダーの前面で行います。
DSCF8446.jpg
赤矢印の穴の奥にマイナスネジがあり、ここで二重像の左右のズレを調整します。
緑矢印のレンズは、回転させることで上下のズレを調整します。

ただし、緑矢印のレンズを回転させると、左右のズレも出てきますので、まずは左右のズレは無視して、上下のズレだけをここで調整します。

上下のズレが合ったら、今度は赤矢印のマイナスネジで左右のズレを調整しましょう。
撮影用のレンズをつけて、レンズのピントリングを無限遠に設定し、遠くのものを見ながら調整するといいでしょう。

上下のズレも再度微調整しながら合わせていきます。

DSCF8449.jpg
と言うことで、レオタックスf、レストア完了です。

キヤノンの50mmを付けてみました。
これもなかなかカッコいいですね。

シャッター幕を交換しましたので、光線漏れが無いかなど、確認のために試写してみましょうか。

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◎ 拍手コメントより

大変参考になり有意義!感謝!感謝! レンジファインダー調整手順がわかり保有のLeotax Fの調整できそうです。 じかんかかるでしょうが! カメラ屋さんに頼むと最低3K円のようです。 ありがとうございました。

いたちゃん 2012/01/06(Friday)15:41:56 Edit
◎ Re:拍手コメントより

いたちゃんさん、拍手コメント有難うございます。
バルナック型の距離計調整は実は結構簡単です。
ちゃんと使えるカメラが増えるのはいいですね。
ぜひこれからもクラカメを楽しんでください。
それとちなみに、うちでも調整、整備などお受けしております。

【2012/01/0615:59】
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◎ レオで撮ってみましょう

レストアの終わったレオタックスfを、撮影に連れ出してみましょう。 これまで8回にわたってレストア記事を書いてきましたが、19日の記事まででどうにか仕上がりました。 修理のメインはシャッター幕の貼り替えでしたので、今回は光線漏れや、シャッタームラ、シャッター速度が正しいかなどを確認するために、試写してみましょう。 レンズはその辺にあるのを使いますか。...

URL 2011/07/22(Friday) 02:53:44
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