いよいよ秋が来た感じですね。
秋は気候がいいので、どこかにドライブに行ってゆっくり撮影でも楽しみたいものです。
が、しかし、私の車は入院中です。
7月にヒーターホースが破れたのが、いまだに尾を引いているんです。
それはどうしてかと言いますと…
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そもそもは7月15日にお伝えした、ヒーターホースが裂けたという話に端を発していまして、その影響でヘッドガスケットが抜けてしまっているんです。
ですのでまずはその対策として、ガスケット抜けにも対応できるという添加剤を入れてみたんですが、結局これも効果がありませんでした。
なので残された道は2つ。
ヘッドを降ろして面研等の修理をするか、それとも車を買い換えるか。
でもまぁ、10年落ちとはいえ、まだ乗り始めて1年も経っていませんし、車両価格は非常に安いとはいえ、乗った感じはいい気分ですので、もうちょっとは乗ってみましょうかと思ったわけです。
で、修理ですが、オーバーヒートして、冷却水が吹いてきていますので、ヘッドガスケットが抜けています。
ということはおそらくヘッドは歪んでブロックとの合わせ面に隙間ができているってことですね。
そうなるとヘッドの歪みを取るために、合わせ面を削って平らにしないといけないわけです。
つまり平面研磨。
研磨は流石に自分ではできませんので、ヘッドだけ自分で降ろして研磨に出そうかとも思ったんですが、作業するとなると仕事の合間ということになり、そうなると店の駐車場での作業となりますので、動かない車をずっと店の駐車場に置いておくというのも良くありませんし、もし設備的に足りなくなる状況になっても困るなぁと思って、やっぱりタカウモーターさんにお願いすることにしました。
そしてとりあえずヘッドが降りたということでしたので見に行ってみました。
こちらが降ろしたヘッドです。
アルミのくせに重いヘッドです。
高うモーターで軽く調べてもらうと、0.2mmのシックネスゲージはすんなり通ったらしいです。
ということはかなりの歪。
ヘインズのマニュアルを見てみると、シリンダーヘッドの歪みの使用限界の数値が書かれていて、それによると、長辺方向で0.5mm。短辺方向で0.2mmとなっている。
本当にそうなのか?
0.05mmと、0.02mmの間違いじゃないの?
これに関してはさらに調査が必要ですね。
そしてこちらが、
シリンダーヘッド・アッパー。
と、言えばいいのでしょうか。
しかしこのエンジンの構造は特殊です。
普通ならヘッドの上にカムを置いて、まずカムをベアリングで押さえてからヘッドカバーをかぶせるという構造なんですよね。
でもこのエンジン。
ベアリングが1個づつ独立していなくて、ヘッドアッパーで、一気に全体を挟み込む構造なんです。
この写真で言うと、今上を向いている面が実際には下向きになって、ヘッドにかぶさるわけです。
なんでこんな構造なんでしょうね。
部品点数は減るけど、かえって組みにくいような気がしますが…
それとタカウモーターさんが言うにはもっと大変なことがあったらしいのです。
それは何かというと、ヘッドボルトが抜けなかったという話。
こちらがヘッドボルトなんですが、タカウモーターさんが言うには、なんでもものすごいトルクが掛かってたんだそうです。
それで、最後は1mほどに工具の柄を伸ばしてやっと外れたんだそうです。
その間に何個かボックスレンチが逝ってしまったらしいです。
もちろんヘッドボルトは焼きが入っていますのでかなり固いんですが、それでも、もうちょっとで頭の六角がナメそうだったらしいです。
実際ボルトの頭を見てみるとナメかけてました。
しかし、もしそんな高いトルクで締められているヘッドボルトの頭が舐めてしまっていたら…
ちなみにまたヘインズのマニュアルを見てみますと、
ステージ1、ステージ2、ステージ3と、3つトルクが書いてあったのでどういうことかと思ったら、
だんだんトルクを上げて、3段階で締めろということでした。
まずステージ1で、20Nmでひと通り締めます。
次にステージ2で、60Nmで締めていきます。
そして最後にステージ3で、そこから130度締めるんだそうです。
本当かなぁ?
この130度回すっていうのは最終的に何キロに相当するんでしょうね。
いやいや、開けてみるとこんな状態ですので、やっぱり自分で作業しなくてよかったなって感じです。
ある程度部品は手配済みなんですが、ヘッドボルト含め、追加発注が必要ですね。
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