明日は明日の風が吹く

昨日の記事ではフレクトゴン(Flektogon)35mmをα900につけて写しました。
なかなか良い感じに写っていましたが、他のカメラではどうでしょう。
ということで、今回はEOS 5Dにつけて写してみました。
さて、5Dではどんな写りになるのでしょうか。

また例によって、絞りは開放のF2.4です。

[1回]

やはりα900に比べると、少し明るい印象ですね。
EOSらしい発色です。


しかし条件によっては少し眠たくなるのでしょうか。


階調がなめらかと言ったらいいのか、黒の締りがαに比べると少ないようですね。


しかしこのレンズ、ピントがあったところは開放でもビシッときます。
使っていて楽しくなります。
ぜひ写真をクリックして拡大して見てみてください。


ケンくんの眼にピントを合わせてみました。
こういうシチュエーションでは被写体が動きますのでピントが合わせにくいですが、でもオートフォーカスよりマニュアルフォーカスの方が写しやすいかもしれません。
と言うのも、オートフォーカスだとピントを合わせるために、レンズがジコジコ動き続けることが多いですが、マニュアルフォーカスだと、置きピンして、そこに被写体をあわせてシャッターを切ります。
ですので、いつまで経ってもピントが合わないよりはいいと思うんです。


こういう逆光のような場面では、ちょっと眠たい印象になってしまうんでしょうか。
もちろんレタッチすればいいのでしょうけど。
私の場合RAWで撮ることは殆どありません。
いつも大体jpegです。
だからできるだけ撮ったデーターのままで綺麗なのがいいと思うのです。

ではちょっとEOS 5Dと、α900とで比較してみましょうか。

こちらはEOS 5Dで撮ったものです。
絞りは開放のF2.4、ISO400で、絞り優先オートです。


こちらは同じ条件で撮影したα900の画像です。
元データーはこちらの方が暗かったのですが、雰囲気が近くなるようにトーンカーブで調整しました。
EOSの方が透明感がある印象です。
ホワイトバランスの違いのせいかもしれません。


こちらはα900のトーンカーブをいじっていない画像です。
これはこれでしっかりした印象でいいとは思います。

ではもう一つ比較。

これはフレクトゴンでなく、同じツアイスイエナのテッサー(Tessar)50mmで撮ったものです。
ボケの雰囲気も、ピントがあったところのシャープさも、よく似てますね。

マニュアルフォーカスレンズを使っていると、ピントわせが楽しくなります。
みなさんも古い一眼レフなと使ってみてはいかがでしょうか。