明日は明日の風が吹く

国立天文台の岡山天体物理観測所では、毎年2回観望会が行われています。
去年の11月の観望会に参加しまして、今年の春も応募したのですが残念ながらハズレてしまいました。
で、今回また秋の観望会に応募したら当選しまして、昨日行ってきたというわけです。
が、あいにくの天気で、星は見えません。

ですので今回は、施設の解説やら、望遠鏡そのものの見学やらという事になりました。

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ではその前に腹ごしらえ。

鴨方に行きますから、笠岡を素通りするわけには行きません。
晩飯には少し早かったですが、観望会が終わるのは21時を過ぎますので、先に食べておきましょう。
ということで笠岡の「うどん坊」に行きました。
ところがボクはぶっかけうどんを食べた後、もっと食べたいと言いまして、ざるを追加です。
おかげで店を出るのが遅くなってしまって、受付終了時刻が迫ってきていました。
しかし行ってみるとだれもいません。
どうなってるのと思って案内通知をよく見てみると、去年の受付場所とは微妙に違っていました。
でもなんとか受付終了時刻ギリギリに現地に着くことができました。

ということでツアーバスに乗って天文台へ。
まずは隣接する天文博物館です。


博物館ではプラネタリウムによる星空解説、展示の見学、


屈折望遠鏡での月の観察などがあります。
もちろん月はほとんど見えませんが…


展示の中には、今度新しく造る3.8ｍの望遠鏡用の鏡の素材なども置いてありました。
なんでもほとんど膨張しない素材なんだそうです。
そして鏡も、一枚鏡ではなく、何枚かの鏡を並べてひとつの鏡にするんだそうです。


これは188cm望遠鏡のドーム全体の模型です。
望遠鏡の土台はずっと動かさないわけだから、軸は北極星に向いているのね。


ちょっとしたミュージアムショップがありますので、今回来れなかった母さんにお土産を買いましょう。


そしていよいよ188cmドームへ。
ここの天体観測所の解説などを所長さんにして頂きました。
所長さんは望遠鏡とほぼ同い年くらいなんだそうです。

その後mitakaというソフトを使った4Dシアターを見せてもらいました。
このソフトは私もパソコンに入れていますが、なかなか立体視することは難しいので、こういう機会があると楽しいですね。


そして最後に188cm望遠鏡の主鏡を見せてもらいました。

ドームの縁にみんな並んで、倒した望遠鏡の中を覗きます。

回転するドームにみんなで乗っかって、望遠鏡の前を自動的に通過していきます。


主鏡を見るとこんな感じ。
もっと大きく見えるかとも思ったんですが、意外と大きくは見えませんでしたね。
鏡はわずかに凹面になっているだけのようです。

うちの子としても去年望遠鏡は覗かせてもらっていますので、違ったプログラムで良かったようです。


望遠鏡にはこんなプレートも貼ってあります。
1959年のイギリス製ということですね。


本来なら真ん中の黒い部分に接眼部を取り付けて見るわけですが、今回は付けられていませんでした。

ドームから出ると、

91cm望遠鏡のドームが見えました。
しかし街灯りも多く見えますね。
撮影に使ったカメラは、α900 + フレクトゴン35mm。
それに加えてステディポッド。
上の写真は明るいように見えますが、これは露光を長くしたためです。
実際の情景はもっと真っ暗な感じです。
ステディポッドで固定して、1秒の露光です。

今回もなかなか楽しい観望会?でした。
次回の春の観望会はぜひ参加したいですね。