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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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レンズの曇りを取ろうとしているキヤノンSマウントの50mm,F1.8IIIですが、11日の記事ではレンズ後群を外すまでに至りませんでした。
どうもこのレンズは後ろから後群を外すことができないようで、前群を外した後に出てくる絞りを外さないと、後群にアクセスできないような感じです。
仕方が無いので正常に動いている絞りを外します。
DSCF9385.jpg
では、絞り羽根を押さえている部品を留めているリングを外します。

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そしたら次に、絞りを押さえている部品を外します。
DSCF9386.jpg
そしたら絞り羽根が見えてきました。

では絞り羽根も外して、
DSCF9387.jpg
ちゃんと動いている絞りをバラすのは気が引けますが、仕方がないです。
絞り羽根を全部外すと、下側の絞りの押さえが見えてきます。
しかしこれは外れて来ませんね。

DSCF9388.jpg
多分これですね。
矢印の2ヶ所のイモネジを緩めると外れそうです。

DSCF9389.jpg
はい、外れました。
するとやっぱりここの奥に、後群を留めているカニ目のリングネジが見えてきましたね。

DSCF9397.jpg
リングネジを外すと、この通り、レンズが外れました。
と言いますか、接着された群レンズですね。

もし接着面が汚れていたらちょっと簡単にはきれいにできませんが。

DSCF9399.jpg
レンズを光にかざすとこんな感じ。
かなり白けてますね。

ではクリーニング。

しかし、レンズクリーナーで拭いても綺麗になりませんね。
もしかして接着面?

でもよく観察すると、汚れはレンズの表面のようですね。
それならやりようがあります。

少し危険ですが、磨きましょう。
研磨剤は以前使ったことがある「キイロビン」です。
これは、そもそもはガラスの油膜取りのためのものですが、やることというとガラス表面をごくごく薄く磨くものですので、レンズの汚れ取りにも最適です。

では磨いていきます。
そしてある程度磨いた状態がこちら。
DSCF9403.jpg
白けた感じはなくなりましたね。
※真中付近の白いのは別の汚れです。

ここまで透明度が戻れば十分でしょう。
あ、ちなみに、レンズを磨くとコーティングもはがしてしまうことになります。

しかし今回のような古いレンズでは、コーティングがしてあることはあまりまりませんので磨いても悪影響はありません。

ではレンズも綺麗になったので組み直しましょうか。
そうそう、その前に、せっかく絞りもバラしたのでついでに洗っておきましょう。
DSCF9404.jpg
これで前より気持ちいいレンズになったと思います。

でもちょっと気になりますので、ちゃんと写るか試写してみましょうか。

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