明日は明日の風が吹く

3月5日の記事でマイクロフォーサーズカメラで使うライカMマウントのマウントアダプターを買った話をしましたが、それから特に使うこともなく、今まで放置しておりました。
というのも、私が使っているマイクロフォーサーズのカメラであるLUMIX GF3には、20mm F1.7をつけておりまして、この組み合わせで撮影すると、ほんとによく写るので、他の何かが必要ないほどなのです。
ですがせっかく買ってますので、使ってみましょうというのが今回の話。

これがそのマウントアダプタです。

[2回]

で、このマウントアダプタなんですが、後ろ側のマイクロフォーサーズマウントはいいのですが、前側のMマウントのレンズを付けるところにガタがあるんですね。
本来であれば、マウントの内側にスプリングがあって、しっかり噛み込むようになっているはずなんですが、こういう安価なマウントアダプタではそんな事までしていませんね。
高価なものであればちゃんとしているのでしょうが、私のように遊ぶだけのような場合は安い方がいいですから。

ですがこれ、実は調整できます。

矢印の所に少し隙間がありますね。
ココに細いマイナスドライバー等を差し込んで隙間を少しだけ広げてやるわけです。
そうするとこれがバネの代わりになって、ガタがなくなるという寸法です。

と言うことで今回使ってみたレンズは、

ミノルタの、M-ROKKOR 40mm F2です。
このレンズは焦点距離が40mmですので、マイクロフォーサーズにつけると80mmと同じ画角になります。


カメラにつけるとこんな感じ。
カッコいいですね。

ではそのへんで撮影してみましょう。
















最短撮影距離は80cmですので被写体に近付くことができませんが、80mmの画角になりますので、それなりに寄った感じに写せます。
花を写した写真では、しっとりした良い感じの発色になっていますね。
ボケ具合もいい感じです。
カメラを写したものは、最短撮影距離に設定して体でピントを合わせました。
解像度もいい感じです。
焦点距離から言うと、ポートレートに向いていると思いますが、いい被写体が見つからなかったので、とりあえずうちのケンくんを。

GF3を使うと、ピントを合わせたいところを背面液晶でタッチしてやれば拡大表示できますので、

とってもピントを合わせやすいんです。
しかもやっぱりマニュアルフォーカスレンズのピントリングはとっても操作がしやすい。
そう思うと最近のオートフォーカスレンズのなんとマニュアルフォーカスのし難い事か。
ま、当たり前なんですが…

でもつくづくマニュアルフォーカスの方がいいなと思えてきます。

しかしこのレンズ、よく写りますね。
さすがライツミノルタ用のレンズです。

と言うことで次回は検証的な内容をお伝えしたいと思います。