明日は明日の風が吹く

カールツアイスという名前を聞いたことがある方も少なくないでしょう。
コレはドイツの有名なレンズのブランド名です。
コンタックスのレンズとして特に有名で、ライカと比較されることも少なく有りません。
そんなカールツアイスが使われているクラカメとして、私もコンタフレックスを持っているのですが、
コレが実によく写るカメラなんです。
しかし一眼レフということもあって少し仰々しい部分もありますので、レンジファインダーでいいのがないかなと思って購入したのが、コンテッサマットSBEです。
しかし購入した個体はレンズが傷んでいて使い物になりませんでしたので、長い間ドナーを探しておりましたところ、つい先日ドナーが見つかって、コンテッサマットSBEは、見事復活したのでありました。

そこでさっそく、そのへんでちょこっとだけ試写してみました。

[4回]

今回の試写は、本当にその辺でチョコットやっただけですので、作品的なものは全く写していませんが、
このカメラの性能や動作の確認には十分でしょう。

と言うことで試写したものをご紹介。

車を写してみました。
黒い車ですが、入射光式反射光式のセレン露出計は、意外にもいい露出を出してきています。
今回の試写では、全てオートで撮りました。

解像度もいい感じですね。
この写真では前ピンになっていますが、輪郭の細さもツアイスらしい感じです。


空に向けてみましたが、コレも露出はよく合っています。
信号機の質感再現も良好ですね。


室内での撮影。
絞りは開放になっていると思います。
それでもピントの合ったところはシャープに再現されてますね。

今回使ったフィルムは、フジのスーパープレミアム400。
コントラストや彩度もいい感じですね。


日の出を撮ってみたんですが、フレアもなく、明るい雲もよく再現されています。
周辺光量は少し落ちている感じでしょうか。


コレはちょっとピンボケ、最短撮影距離が1mですので、狭いところでの撮影は不得意です。
距離計ももう少し合わせ直した方がいいかもしれません。


コレはわざとピントをずらしてみました。
ボケ味もいい感じですね。

このカメラ、やはりなかなか良く写ります。
コンタフレックスと同等の写りといえるのではないでしょうか。
オートも効きますので、気軽に持って歩ける感じですね。
作品作りにも十分使えそうです。

フードも付けてかっこ良くなっているし、
今度外出する時は連れてってみましょうか。