明日は明日の風が吹く

妻のグランセニックにナビをつける第4回。
メインユニットを移設する場合、その移設先が問題ですが、グローブボックスは一つの候補に成り得ると思います。今回は移設の可能性を見てみましょう。

これがグランセニックに標準で付いているVDOのUpdateListって言うモデルです。
見ての通りディスプレーは有りませんので、車載の情報表示用のディスプレーとセットでないと使えたもんではありません。
だからこのユニットをまったく別の車に移植することは、考えない方がいいでしょう。

では移設先のグローブボックスの方を見てみましょう。

[1回]

これがグランセニックのグローブボックスです。
携帯電話で撮ったのでいいい味が出てます。結構狭いですね。
右上奥の丸い穴は、グローブボックス内の空調用の穴です。グランセニックの主要装備一覧を見ると、収納スペースの項目に「保冷機能付グローブボックス」と書かれています。クーラーの冷たい風が出て来て、飲み物とかをぬるくならないようにしてくれるようです。「保冷」であって「冷蔵」ではありません。
オプションで冷蔵庫も用意されていますが…
たかが空調と言うことにして、悪影響は無視して考えることにします。
それと、奥の上にあるサービスホールカバーはというと、実はヒューズブロックです。
こっちの方が問題です。
工具無しでヒューズへのアクセスができることが条件に入ってきます。

手振れですいません。メインユニットをグローブボックスにあてがってみました。
うーん。ギリギリ本体だけは入りそうです。
奥の壁に穴を開ければ配線も目立たなくできそうです。

そうそう、メインユニットに突き刺さっている青いのは、このシリーズ第2回にも書きました、針金ハンガーを使ったSSTです。

何とかいけそうですが、どうやって取り付けるかが問題です。
その対策として、シリーズ第3回で紹介したイギリスのNEXXIAにUniversal under trayって言うものがありましたので、カプラーその他必要になるであろう物と一緒に注文しておいたんです。

で、早速グローブボックスにあてがってみると…
ガーン。グローブボックスには入りません。￡8.07無駄にしてしまいました。何かに流用できるかなぁ？

気を取り直して、じゃぁ、本体を直付けという作戦でならどうでしょう。
UpdatList本体に取り付け穴になるものは？有りません。

遠くを見ながら、何かしらの解答を求めてフラフラとホームセンターへ、
とはいえ、一般的な商品でうまいもんは有りませんねぇ。

と、目に入ったのは磁石。
UpdateListの上面は幸いにも平たい鉄板です。HDD等の磁気ディスクとかも使ってないし、これなら工具無しではずすことができます。
試す価値ありです。

車がバウンドした時の荷重に耐えれそうな吸着力はどのくらいか分かりませんのでなんとなく強そうなものを選んで、たとえばこんなやつ。
付属の両面テープでグローブボックスの天井に付けて、UpdateList本体をバチンとくっ付けて、走行テストをしてみましょう。