尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
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昨日の記事で紹介しましたフジカコンパクトSですが、特に悪いところもなく、やったことと言えばファインダーを水洗いしたことぐらいです。 と言うことで、予告したとおり、黒く塗装してみました。 やっぱり黒くするとカッコいいですね。
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塗装前と比較してみましょう。 個人的にはかなりかっこよくなった感じがしますが、いかがでしょうか。 巻き上げレバーの中心のかっこ悪いカバーも無しにしました。 セルフタイマーのダイヤルも、黒いとあまり目立ちませんのでグーです。 シルバーではファミリー向けという感じですが、黒いと、大人の散歩カメラと言う感じに見えてきます。 かなり悦に入ってます。 今回使った塗料も99工房の耐熱ペイントです。 ただ今回の塗装は、前回のコンパクト35より部品点数が多かったので、ちょっと手間でした。 コンパクト35より余分に塗装しなければいけない部品は、まず大きいので裏蓋です。 初期のタイプでは裏蓋は黒なんで無理に塗装しなくてもいいのですが、今回のコンパクトSを含む後期型は裏蓋がシルバーなんです。 それとフォーカスリングもです。 フォーカスリングは最初期型のコンパクト35だけ黒で、後の型は全部シルバーになっていますので、やっぱりここは塗装が必要でしょう。 ただしフォーカスリングには文字がありますので後で墨入れしないといけませんね。 もう一つは余分に付いているセルフタイマーダイヤルです。 コンパクト35の塗装の時は4回ほど塗りましたが、そしたらちょっと塗膜が厚すぎたようです。今回は墨入れもありますので、2回塗りにしてみました。 でもちょっと今度は塗膜が薄かったようですね。3回位がいいかも知れません。 それから、今回の塗装でもちょっと失敗しました。 フォーカスリングの文字のところが部分的にはがれてしまいました。 これは多分文字のくぼみに汚れとかが残っていたためでしょうね。 塗装した後オーブントースターで15分ほど熱を掛けますが、その時に膨張したりするためだと思います。 まぁ今回はそのまま行きましょう。なんとなく使い込んだ感じにも見えますし。 文字には白の水性塗料を少し薄めて入れて、はみ出したのをベンジンとかでふき取ってみたんですが、ちょっと薄いですね。 やっぱりもとの文字に入っている塗料を取らないとだめですかね。 今度はそうやってみましょう。 黒コンパ君を2台並べるとこうなります。 基本的にはカッコいいのですが、やっぱりSの方の貼り革の安っぽさが露呈しますね。 その内気が向いたら貼り替えます。 ということで、完成ですと言いたかったのですが、昨日も書いた問題があります。 そうです。汚れた前玉です。 アルコールで拭くと、一見きれいになったのですが、 透かして見るとキズだらけです。 あーあ。 と言うことでダメ元で研磨してみました。 今回使ったのも、コンテッサマットで使ったのと同じプロスタッフのキイロビンです。 で、30分程磨いてみたんですが、 まだまだ傷が取れませんね。 コーティングもはがれてしまったし。こりゃあせっかくのフジノンが活きてきません。 どうしましょう。 この研磨方法はレンズの深いキズには向いていませんね。 傷をなくすまで、かなり深く研磨しないといけませんので。 そうなってくるとコーティングだけでなく、曲率も変わってきてしまうでしょうから。 まぁ、表層の曇りの除去には使えるかもしれません。 と言うことで今回はこの辺で。 前玉どうしましょう。 コンテッサマットの二の舞か?