明日は明日の風が吹く

去年の10月に、ニコンF2のモルトの貼り替えの記事を書きましたが、今回はまたF2の話です。
前回の記事で私自身が結構F2が気に入ってしまったので、どこかに使えるF2が転がってないかなと思っていたら、有りました。
ずっと前に沖縄の義父が、カメラを買い換えるからと言う事で引き取ったのが有りました。

よく見るフォトミックファインダーの付いたやつです。

[1回]

使えるかどうか、各部を見てみましょう。
まず、シャッターは切れてますね。
シャッタースピードも正常のようです。
これで9割がた使えます。

ファインダーは、先にも書きましたとおりフォトミックファインダーが付いています。

カメラに電池を入れて、メーターがちゃんと動くようならいいのですが、果たしてどうでしょうか。
電池を入れて動作確認してみますと、
ちゃんと動いてますね。
表示値もズレていないようです。
電池もLR44でいけますので今でも十分実用です。

ではファインダーをのぞいてみますと、

なんだか白けてますね。
どこかにカビがありますか?

ファインダーを外してみますと、

思いの外きれいですね。
カビや曇りも無ければ、プリズムの侵食も無いようです。
ファインダーがダメなようなら、露出計の無いアイレベルファインダーでも探してみようかと思っていたんですが、その必要も無さそうです。
いい状態ですね。


スクリーンもきれいですね。

ではレンズですか?
レンズが曇っているなら、最悪あきらめて他のレンズを使えばいいですからちょっと気が楽です。

付いていたレンズは50mmの1.4です。
明るくていいレンズですね。
で、このレンズをのぞいてみると、

カビカビですね。
裏から見ても、

やっぱりカビカビです。
なんか全てのレンズにカビが生えてる感じですね。
さすがは沖縄にあったレンズです。
私も沖縄時代、レンズにカビを生やせたことがあります。
夏場の湿気は90%超えてますからね。
防湿箱は無くてはならないでしょうね。
果たしてこのレンズ、きれいにクリーニングできるんでしょうか。

その様子はまたそのうち。

後はこのカメラ、特に悪いところも無さそうです。
強いてあげれば、

ちょっと老人斑が出ているくらいでしょうか。

このカメラは元々義父のカメラですので、うちの子に使わせたら義父も喜ぶかもしれません。
レンズがきれいにできたら使わせてみましょうか。