明日は明日の風が吹く

今朝は気温も6℃でしたので、何だか随分暖かくなったなと思ったものの、明日の朝はまた氷点下になるらしいです。
ところで、15日の記事でミラーを直してとりあえず動くようになったペンタコンFMですが、動くようになったらなったで今度は新たな不具合が見えてきます。
何が悪いかって言うと、シャッターボタンを押すと、当然ミラーがアップするのですが、そのタイミングがシャッターが切れるよりかなり早いんです。
ですからゆっくりシャッターを押していると、ブラックアウトの時間が永くなってしまいます。
これはちょっと不便です。
それともうひとつ、どうもファインダーのピントが合っていません。
ではバラします。

まずはマウントの上側の貼り革をはがして、その下にある2本のマイナスネジを外しましょう。

[1回]

次はマウントの下。

折りたたみ式の足を外します。


外した状態がこちら。
矢印部分にピンがあって引っ掛けてあります。
前面カバーを上側から手前に引けば、外れます。

ですがその前に、
まずはフィルム面でのピントを確認しておきましょう。
シャッターをバルブにしてレリーズで押しっぱなしになるようにして、フィルム面にピントグラスを当てて確認します。
確認してみると、こちらも少しずれていました。
ですので、

ここのシムを外すと、ちょうどピッタリピントが合いました。
でもなんでフィルム面のピントがずれたんでしょうね。
それとも初めからずれていたんですかね?

話しは戻って、次は軍艦部上カバーを外します。

こちらは巻き上げノブ。
真ん中のマイナスネジを外すだけで、

巻き上げノブと、その下のフィルムカウンターが外れます。
赤矢印部には変形のワッシャーがあります。
緑矢印部にも薄いワッシャーが有ります。
そしてカウンターの裏の真ん中にはスプリングがついています。


こちらは巻き戻しノブ。
これも真ん中のマイナスネジを外せば取れます。
矢印のようなワッシャーが2枚入っていました。


巻き戻しノブの下には、フィルム感度などの覚え書きダイヤルがあります。


このダイヤルには機能はありません。
赤矢印の溝に、緑矢印のスプリングの端部がはまり込むようになっています。


ここまで外れたら、矢印のマイナスネジ4本を取って、軍艦部カバーを外します。
上の写真では軍艦部の貼り革をはがしていますが、はがす必要はありません。

ではファインダーのピント調整です。

ペンタプリズムは、ミラーと一緒にユニットになっています。
そのユニットは、矢印の3箇所でボディーに締結してあります。

しかし、
ここで本日も時間となりました。
続きはまた今度と言うことで。