明日は明日の風が吹く

24日の記事で、Wi-Fi接続できるSDカード「Eye-Fi」を紹介しました。
私が持っているのはそのEye-Fiの中のPro X2と言うものなんです。
このPro X2のいいところはというと、無線LANネットワークがなくても、Wi-Fiに対応したパソコンなら直接通信ができると言うことなんですね。
その接続方法のことを「アドホック接続」と言うらしいのですが、今回はそのアドホックでちゃんと通信できるのかをやってみました。

ではまずはパソコンの方の設定を行います。

[1回]

ツールバー内に表示されているネットワークのアイコンを右クリックして「ネットワーク接続｣を開きます。


そしたら「ワイヤレスネットワーク接続｣を右クリックして出て来るメニューから「プロパティ｣を選択します。


それで開くウィンドーの、「ワイヤレスネットワーク｣タグを選択し、「詳細設定｣をクリックします。


そしたら「コンピュータ相互（ad hoc)のネットワークのみ」を選択して閉じます。


そしたら、「優先ネットワーク｣の｢追加｣をクリックします。


ネットワーク名や、セキュリティを入力し、設定を完了します。

これでパソコンの設定は終わり。

そしたら今度はEye-Fiカードの方を設定します。


Eye-Fiカードをパソコンに挿し、Eye-Fi Centerを立ち上げ、ネットワークを選択します。
そして、｢ここをクリックして選択して下さい｣をクリックして先程作ったアドホックネットワークを選択します。


開いたウィンドーで、これもさっき設定した「ネットワークパスワード｣を入力し、「ネットワーク情報をカードに指定する｣をクリックします。


するとこのように、ネットワークが追加され、接続可能になります。

でもいつもの環境では接続できません。
それはなぜかと言うと、Eye-Fiカードが部屋にある無線LANに勝手に接続してしまうからです。
でもこれを阻止するには、Eye-Fiカードの設定で、他のネットワークの設定を削除しておくしかありません。
しかしそんなのは非現実的なので、室内の無線LANが届かないところで、接続テストしてみましょう。

と言うことで駐車場まで来てみました。
ここなら無線LANは届きませんのでアドホック接続が出来るはずです。

Eye-Fiカードをカメラにセットするだけでは接続できないようです。
本当は出来るのかもしれませんが、出来ませんでした。
ではシャッターを切ってみます。

すると、しばらくたってつながって、撮影データーがパソコンに転送されてきました。
パソコンを車のトランクの上に置いて、なるべく離れてテストしてみましょう。


テストなんでいい加減に撮っています。
10m程度ならちゃんと通信できました。
でもそれ以上はちょっと難しい感じです。
それと、やっぱりカメラにもよります。
電波を外に出しにくい構造のカメラではやっぱりちょっと距離は短くなるようです。

と言うことで、とりあえずはアドホック接続、成功です。

で、何でこんなことをしているかといいますと、みなと祭りで撮影を頼まれていまして、そこでもしかしたらこの機能が使えるかもしれないということでのテストです。

でもやっぱり電波の接続はちょっと不安定なので、メモリーカードを抜き差ししてやり取りする方が確実ですね。
どうしますか。